瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ

今年の日本ダービー出走馬、18頭全てが「サンデーサイレンスの孫」なんですね*1
衝撃の1−2フィニッシュ*2から16年、「血の隆盛」を感じずにはいられません。
今年は大雨で不良馬場となりました。不良馬場は2年ぶりですが、雨の日本ダービーは39年ぶりなんだとか*3。雨に笑うウマ、泣く馬様々だと思います。どんなレースになることやら。
2008年にこの世に生を受けた7,458頭から選ばれた18頭が覇を競う、第78回東京優駿日本ダービーの予想です。

◎13.ロッカヴェラーノ
○5.オルフェーヴル
▲11.デボネア
☆10.ナカヤマナイト
△7.ベルシャザール
△9.コティリオン
△2.サダムパテック

皐月賞馬が1番人気になっています。確かに死角の乏しいウマですし、調教もよく動いていました。自分も通常なら◎を打っていたと思います。ええ、「通常なら」です。
このどしゃ降りの不良馬場、綺麗な走りをして末脚伸ばしてくるタイプのオルフェーヴルにはマイナス材料なのではないでしょうか。不良馬場になった2年前のこのレース思い出してみてください。2番手で飛ばしていたリーチザクラウンを、3番手追走のロジユニヴァースがかわして快勝*4、後ろから行ったウマは後方に沈んだままでした。
となると…オルフェーヴルに絶対的な信頼寄せることは危険極まりないと言わざるをえません。もっとも…状態は18頭で随一。後ろから行くウマが枕を並べて討ち死にするなかで1頭だけ脚を伸ばしてくる可能性はなくもありませんが、ここはあえて○評価としたいと思います。
で◎です。直前まではデボネアに打とうと思っていました。秘めた実力もさることながら、なんといっても「デットーリ騎乗」は魅力的ですから。ところが…追い切り見るとどうにもピンと来ない。オルフェーヴルのほうが遥かによさそうでした。というわけで、オルフェーヴルの下の▲評価まで。勝つとしたら…デットーリのゴッドハンドで接戦モノにするパターンでしょうね。
ここで再度考えました。天候、馬場状態、そして展開を。その結果、導き出された結論は「前残り」でした。このパターンで1番勝ちに近そうなウマは…と物色したところ、見つけました。皐月賞でも重い印打った(しかも着順ほど負けていない)ロッカヴェラーノ。大冒険ですが、今年の日本ダービーはあえてこのウマに賭けてみようと思います。繰り上がりで出走が叶った運の強さ、そして鞍上の武豊に期待です。
さてその他のウマ。まずナカヤマナイト皐月賞5着だけで見限っていい存在ではないはずです。逆転の可能性まで秘めていると思います。ベルシャザール皐月賞11着は敗因が明らかですし、こういうウマの巻き返しがコワいと思います。コティリオン、不良馬場になったのは残念ですが、NHKマイルカップで見せた脚を2,400mでも発揮することができればあるいは…。そしてサダムパテックフジキセキの仔は血統的に2,400m不安ですが、もう1回だけ乗ってみたいと思います。人気背負い過ぎてるのであえて切る手もあるにはあったのですが。
泣く泣く見送った1頭は、15.トーセンラー。状態は決して悪くなさそうなんですが…ここまで手は広げられなくて。
(仮想の)馬券勝負ですが、今回はワイドでいきます。2.5.7.9.10.11.13.の7頭ボックスを500円ずつ、さらに13.から2.5.7.9.10.11.への6頭限定ながしを500円ずつ、5.から2.7.9.10.11.13.への6頭限定ながしを500円ずつ、11.から2.5.7.9.10.13.への6頭限定ながしを500円ずつ、計19,500円で。馬連にしようかとも思ったのですが…確勝を目指します。


★★案外根拠のない自信があるのです…。人気blogランキング★★

*1:クレスコグランドベルシャザールが「母父サンデーサイレンス」、残り16頭はサンデーサイレンス直仔が父。

*2:サンデーサイレンス産駒が初出走した1995年の第62回日本ダービー、1着タヤスツヨシ、2着ジェニュインといきなり産駒が1−2を決めました。

*3:1972年の第39回日本ダービー。勝ち馬は武邦彦騎乗のロングエース

*4:逃げたジョーカプチーノはシンガリ負け。まあ…今にして思えば、明らかに距離が長すぎましたよね、このウマには。