「古墳というのは古いウンコだ」((C)オバQ)

クイズ村の方にはよくよく有名なネタですが、かつて某クイズ番組で「日本一大きい古墳は仁徳天皇陵。では、2番目は?」という問題出されて「履中天皇陵」と答えて敗退したことあります*1。そのとき、あまりに悔しくて、ついついベスト10なんてもんを調べてまとめたんですね。部屋の片隅からそのメモが出てきたので、せっかくなのでこちらで紹介します。


1.仁徳天皇陵(大山古墳)…全長486m。大阪府堺市
2.応神天皇(誉田御廟山古墳)…全長416m。大阪市羽曳野市
3.履中天皇(石津丘古墳)…全長362m。大阪府堺市
4.造山古墳…全長360m。岡山県岡山市
5.河内大塚山古墳…全長335m。大阪市羽曳野市
6.見瀬丸山古墳…全長308m。奈良県橿原市
7.景行天皇(渋谷向山古墳)…全長289m。奈良県天理市
8.土師ニサンザイ古墳…全長288m。大阪府堺市
9.皇后仲津姫命陵(仲ツ山古墳)…全長286m。大阪府藤井寺市
9.作山古墳…全長286m。岡山県総社市*2


履中天皇陵」は第3位。うーん惜しかった若かりし日の自分(笑)。


ところで、これまた日本史学界におけるトレンドの話になっちゃって恐縮なんですけど、「仁徳天皇陵」って言い方、最近ではあまり使われていないようですね。あくまで古墳の固有名として「大山古墳」を用いるか、「大山古墳(仁徳天皇陵)」と併記するか。ようやく考古学上のタブーがゆるやかにではありますが解禁されてきて、治定された天皇陵に対する疑問の念を口にすることが許されるようになってきたみたいです。
このブログでは、とりあえず一般的な「○○天皇陵」という言い方を主とし、固有名は従としてカッコ内に併記、という形にしておきました。もはや逆転している感もある主従関係ですが。


なお、各古墳の全長については、こちらのページを参考にさせていただきました(http://www.ozlab.osakac.ac.jp/KOFUN/)。ここに記して謝意を表したいと思います。


『北斗の拳』には「聖帝十字陵」なんてのも出てきましたっけ。人気blogランキング

*1:余談ですが、この文章書くために、数年ぶりでこのクイズ番組の問題集(そうです、例のキンキラキンの問題集、です)手に取ってみましたが、「日本書紀に120歳まで生きたと記述されている崇神天皇古事記では何歳までとなっている?」(正解:168歳)なんて問題がスで出題されていて驚愕しました。まだまだ「机上のインテリア」とするには惜しい1冊のようです。

*2:自分のメモにはこの2つの古墳が同点9位として記されていましたが、資料によっては「倭迹迹日百襲姫命陵(箸墓古墳)…奈良県桜井市」も同じ長さで9位とされているものもあります。