歯は大切にね。
そして今日も携帯からなんです…が、頑張って更新します。
久しぶりに「日本史」カテゴリを。
見出しにもある通り、138年前の今日7月20日*1、徳川家茂が他界しています。わずか21歳、脚気衝心*2による死でした。
時は移り。
昭和33年から35年にかけて、戦災で荒廃した東京・芝の増上寺で徳川将軍家墓地を会葬する際、その機を利用して遺骨の調査が行われました。
で、家茂の遺骨を調べたところ…。
31本中、実に30本の歯が虫歯だったそうです。
スゴいアヴェレージ…。
家茂、直接の死因は脚気衝心だったみたいですが、虫歯から来る摂食障害や栄養不良も遠因となったのではないかと見る向きもあります。まあ、もともと病弱だったらしいですが。しかし、それにしても「虫歯30本」はスゴすぎです。歯磨いたことあるのでしょうか? そもそも、江戸時代に歯磨きの風習あったのでしょうか?
ちなみに、このとき行われた遺骨調査によって、家茂の他にも、6代家宣、9代家重、12代家慶の3人の将軍の遺骨については、それぞれ詳細なデータが残っています。なお、2代秀忠は棺の上の石の重みで圧縮されて頭蓋骨が正常な形を留めておらず、7代家継は棺内に水が入ったためほとんど骨格すら残っていない状態だったそうです。