誠の名に集いし遠い日(2)

というわけで、まずは前回出題した問題の正解発表から。
問題は↓こちら。

文久元年(1861年)8月27日、後の新選組の局長「近藤勇」が天然理心流宗家四代目襲名を披露する野試合が、武蔵総社六所宮という神社の東側の広場で行われました。NHK大河ドラマ新選組!』でも、第7話「祝四代目襲名」の回でその様子が描かれていました。額にくくりつけられた「かわらけ(素焼きの盃)」を竹刀で割り合うという、本格的なものであったようです。
さて、その野試合が行われた広場に現在建てられているといわれる施設といえば何でしょう?

正解は…東京競馬場でした。


武蔵総社六所宮は、明治4年(1871年)に「大國魂神社」と名前を改めているので、若干分かりづらかったかもしれません。
ええ、あの競馬場の隣にある神社のことです。


東京競馬場には何度も何度も何度も行ったことあるんですが、そこで(あるいはその隣の神社で)近藤勇の四代目襲名を披露する野試合が行われていたなんてつゆ知らずでした。日本史マニアであり、競馬マニアである自分の中で、この2つの趣味から得た本来近しいはずの知識が全くリンクしていなかったのが、不思議やら面白いやら。
ちなみに、大國魂神社のHPなんてもんもあるんですね(http://www.ookunitamajinja.or.jp/)。由緒などが詳しく紹介されていますので、訪ねてみるのも一興かもしれません。


では、第2問です。

新撰組副長「土方歳三」は、「鬼の副長」の異名のとおり厳しいイメージを持たれることの多い人でしたが、実は俳諧を詠む趣味があったことはよく知られています。
彼の親戚筋である佐藤家には『豊玉発句集』という作品集が残されています。お世辞にもあまりうまい句ではありませんが、彼の思いが率直に伝わる作品が多く伝えられています。
さて、その彼が残した作品の1つ。
「知れば迷ひ、しなければ迷はぬ」
さて、‘何’の道と続くでしょう?

これはノーヒントですね。知れば迷い、しなければ迷わないものが一体何であるのか…お考えください。


ちなみに、「大國魂神社」の主祭神は「大國魂大神」。まんまです。人気blogランキング