で、鈴鹿の話。
一気に殴り書きします。
順不同、思いつくまま。
●バトルがたくさん:
昨年に続いてメインストレートで観戦しました。D2席。でも、ほぼバトル皆無と言ってよかった昨年とは違い、数々のサイド・バイ・サイドのバトルが見られたのはラッキーでした。
ミハエルを2度もブチ抜いた新チャンピオンのアロンソ。
ファイナルラップでフィジケラをねじ伏せて予選17位からの優勝を決めたライコネン。
…シビれました。これだけでもおなかいっぱいって感じ。
●乗れてる者の勢い:
ドライヴァーは前述のアロンソとライコネン。チームはルノーとマクラーレン。そりゃもう「ダントツ」でした。較べるべくもない。いいドライヴァーが、いいマシンに乗ってるんですから、そりゃ速いわけです。片や予選16位から3位、片や予選17位から優勝、ですから。もう「あんたらスゴい」しか言葉がありません。
●跳ね馬と皇帝、黄金時代の終焉:
昨年ボウリング場で遭遇した*1ミハエルは結局7位。今のフェラーリではこれが精一杯なんでしょう。それでも、スタートでジャンプアップしたり、アロンソとのバトルで随所にテクニックと意地を見せたりしたところに「腐っても鯛」ぶりは発揮していたのではないかと思います。
さすがにドライヴァーとしての盛りは過ぎたのかもしれません。もう36歳。それでも、まだまだこのアゴには「若い連中には負けないよーん」というところを1つでも多く見せてほしいものです。「憎らしいぐらいに強かった」頃にはこんな気持ちになるなんてカケラも想像しませんでしたが。
●琢磨:
なんか「1度女神にソッポ向かれると、どこまでもよくないことは続く」といういい見本のようです。
せっかくの予選5位が、1コーナーでのコースアウトで全部おシャカ。
挙句の果てが、トゥルーリとの派手なクラッシュによるリザルト抹消。
ホント、「どこまで袋小路にハマったら気が済むの、今年の琢磨は?」と問いかけたくなるような結果でした。
トゥルーリは相当おカンムリだったみたいですね。スパでのミハエルもそうでしたが。この先、琢磨に「マル危ドライヴァー」のレッテルが貼られないといいなあ…と心配せずにはいられません(←手遅れだったりして…)。
ともあれ、最終戦の上海では、心機一転、BARでの「有終の美」を飾ってほしいものです。
●バトン:
「え、もしかしたらこのまま勝っちゃう?」と一瞬見た夢は空しく散りました。BARってどこまでもピット作業に難ありのチームです。
それでも、ホンダの地元グランプリとしての意地は見せてくれたと言っていいでしょう。正直言って、今のバトンがチームに残留希望したら、そりゃ琢磨ソデにするのが普通でしょう。それくらい、悔しいけれど琢磨との差は歴然でした。
「オールホンダ」になる来年にこそ期待ですか。ホンダに92年オーストラリアGP*2以来の勝利をもたらしてくれるのはこの人である可能性は大ですね。
●その他:
思いの他に健闘したのがクルサード。レッドブルで6位なら上出来。地味に巧いって感を強くしました。よくよく考えてみれば、彼にも去年ボウリング場で遭遇していたりします。
…とにかく、楽しむことができました。
来年は鈴鹿まで足を運ぶことができるかどうかは定かではありませんが、行くことができたとしたら、今年のようなバトルを数多く楽しみたいものです。