今日は時雨忌

松尾芭蕉の命日を「時雨忌」と言うんだそうです。
時雨の句を好んで詠み、また10月の別称が「時雨月」というのにちなむとのことです。
『猿蓑』の発句は「初時雨猿も小蓑を欲しげなり」という句だそうです。
また、「旅人とわが名呼ばれん初時雨」の句も著名です。


芭蕉は、元禄7年(1694年)、旅の途中で病を発し、10月12日、大坂南御堂前の花屋仁左衛門*1の奥座敷でその生涯を閉じました。
辞世の句「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」は広く人口に膾炙した句であり、以前に弊ブログでも紹介させていただいたとおりです(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20050908#p1)。


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*1:名前は「花屋仁右衛門」であったという説もあります。