「番組の途中ですが、今入りました新しい日本史ネタです」

表題にありますように。
今日は、桜田門外の変が起こった日です。


これに関する、ショートウンチクを2つばかり。


桜田門外の変といえば。
降り積もる大雪の中、井伊直弼が襲撃され、水戸浪士たちに首を奪われた*1ことでもおなじみですが。


この事件が起こった万延元年(1860年)3月3日は。
太陽暦に直すと。
西暦1860年3月24日のことになります。


3月末に雪が降りしきることは。
イレギュラー中のイレギュラーでした。
…もっとも、最近ではごくごくまれに「4月に雪が降る」こともありますけど。


大雪のため。
登城する彦根藩士は、皆刀が錆びないよう、鞘に柄袋をかけていたそうです。
そのため。
水戸浪士が襲撃してきたときにすぐに応戦ができずに。
浪士にむざむざと主君の首級を渡してしまうハメになってしまったとのことです。


もう1つ。
事件の後。
江戸の庶民たちは。


大根おろしに醤油をかけて食べることを嫌うようになったということです。


理由は至極カンタン。
「醤油をかけた大根おろしが、血に染まった桜田門外の雪を思い出させるから」だそうです。


★★次回「日本史」は山南ネタに戻る予定です。人気blogランキング★★

*1:実際に首を落としたのは、ただ1人参加していた薩摩藩士の有村次左衛門。彼は直後に彦根藩士により重傷を受け、井伊直弼の首をそばに置いたまま自刃しています。