指定バトン

mixiでkatzさんからまたバトンをいただきました。
今回のバトンは「指定バトン」。指定されたお題について語る…というものです。
で、私に指定されたお題は…。


日本ダービーでした。


ダービーウィークの今週にふさわしいお題です。
ここで一気に行ってみたいと思います。いざ。


ルール
・「廻してくれた人から貰った『指定』を『』の中に入れて答える事」
・「また、廻す時、その人に指定する事」

*最近思う『日本ダービー


ダービー開催日は、競馬関係者にとっては言うまでもなく、それ以外の人たちにとっても「特別な1日」であってしかるべきだと思います。もし私が観戦に行くならネクタイ着用は必須。同じ年に生を受けた3歳馬約10,000頭の中から選ばれた、たった18頭の優駿。まずは「ダービー出走が叶った」だけでも最大限の敬意を表さなくてはならないと思います。たとえシンガリ負けだったとしても、です。それだけの敬虔な気持ちで臨むべきレースだと思います。いかにGIが年間22レースもあったとしても、やはり日本ダービーは「別格」です。天皇賞とも、有馬記念とも違う何かがそこにはあるはずです。

*この『日本ダービー』には感動!!


文句なしで「1997年、サニーブライアンが勝った日本ダービーです。いや、馬券でボロ儲けしたからではなく(笑)。
「いや、別に評価はどうでもいいですよ。皐月賞走る前にそれも聞かれたんですけど。…1番人気はいらないから、1着だけ欲しいと」、レース後の勝利ジョッキーインタヴューで胸を張って答えた大西直宏騎手。ホントかっこよかったです。フロックと呼ばれた皐月賞の逃走劇*1。しかし、それでさえきっと、全てこの日のための伏線だったのでしょう。フジテレビの実況で三宅正治アナウンサーが「サニーブライアンだ、サニーブライアンだ、これはもう、フロックでも、なんでもない!」と絶叫していたフレーズも印象深いです。
その他にもいっぱいありますよ。初めて馬券を買った日本ダービーだったのに「外から、音速の末脚が炸裂する、フサイチコンコルド!」で粉砕された1996年とか、「結局、この年は武豊ナリタトップロードに乗っていたらナリタトップロードが、テイエムオペラオーに乗っていたらテイエムオペラオーが勝っていたんだろうな」と競馬好きの元上司に言わしめた1999年とか。もちろん、「ディープインパクト完勝!」の昨年も。見ていないところでは、ライヴァルのダイコーターを競り落としてキーストンが勝った1965年とか、雷鳴轟く中骨折しながら勝利したアサデンコウの1967年とか、厩務員が「俺の馬が勝った! 俺の馬が勝った!」とターフに駆け出してきたダイシンボルガードの1969年とか…(以下エンドレス)。

*直感的『日本ダービー


勝っても負けても「感動」が残るレース。これに尽きます。初めて見た1996年フサイチコンコルドから、昨年のディープインパクトまで、1つとしてスカのレースはありませんでした。やっぱり、乗り役も特別な思いを抱いて渾身の騎乗をしてくれるからなのでしょうか。
前段ではウマ主役で語ったので、こちらでは騎手主眼で語るならば…スペシャルウィークで勝った後珍しく何度も何度もガッツポーズを繰り返していた武豊、ゴール前でアグネスフライトを鬼神のように追ってラストチャンスを掴んだ河内洋などが特に思い出されるところです。

*好きな『日本ダービー


武豊騎手がこの先5つ、6つ、とドンドン勝ちを重ねていくのもよいのですが、「念願のダービー初制覇!」という場面にできるだけ多く巡り合いたいですね。今年なら…やはり「あの」騎手に期待してしまうわけなのですよ。ふふふ。

*こんな『日本ダービー』は嫌だ!

  • 知らないうちにコースに水濠障害や竹柵障害が!
  • 知らないうちに18頭全てがポニーに!
  • 誘導馬に騎乗している人がムーミンパパばりに「全裸にシルクハット」*2
  • 内馬場で超人オリンピックをやっている。
  • または松崎しげるが熱唱!(曲は当然『愛のメモリー』)

…とまあ、ここまではネタとして書いてきましたが。ここからは真面目に。「18頭全てが無事にレースを終えられなかった日本ダービー」、これが1番イヤです。2004年のマイネルブルック、今思い出しても胸が痛みます。一生1度の晴れ舞台が、そのまま彼の生命の幕を閉じる舞台と化してしまったのですから。今年も、当たり前のように「全馬完走」する日本ダービーであってほしいと思います。

*この世に『日本ダービー』がなかったら?


大井の東京ダービーを見に行くさ…じゃなくて。
ていうか、日本に競馬がある限り「日本ダービーがない」なんてありえません! これは断言。


…みなさん貰い尽くしているようですので、バトンは回しません。これにて!


★★今から日曜日が楽しみです。遠足を待つ子供のごたる。人気blogランキング★★

*1:余談ですが、当時とんねるずが司会進行をやっていたスポーツニュース番組で「次週放送では日曜日に皐月賞で勝利を収めたジョッキーが生出演!」という企画がありました。番組的には当然、人気を背負っていたランニングゲイルに騎乗する武豊が勝つことを想定していたに違いありませんが、翌週の放送では…実にすまなそうなたたずまいで大西騎手が登場したのを鮮明に覚えています。

*2:変態なんだかジェントルなんだかイマイチ判然としないあのファッションは「妖精だからこそ許される」芸当といえましょう。しかし、よくよく考えてみれば、ムーミンママは「裸にエプロン」だったりします。こんなに色気もクソもない「裸にエプロン」も珍しいです。