私的2006年JRA賞各部門別受賞馬

さて。
昨年もやらせていただきました(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20060107#p1)。
今年もやらせてください。


あくまで私の独断と偏見で選ぶ「私的2006年JRA賞各部門別受賞馬」です。
昨年も同じこと書いてクドくてすみませんが、「予想ではない」という前提でお読みいただければ幸いです。


・2006年度代表馬ディープインパクト
…満票ですよね? ね? もはや「不世出」と言っても過言ではない名馬だったと思います。本当に、このウマの1戦1戦の走りをリアルタイムで見られた自分たちは幸せだったと思います。
最優秀2歳牡馬ドリームジャーニー
…これは順当ですよね。ステイゴールド産駒とあっては皐月賞日本ダービーと距離が伸びてもよさげです。フサイチホウオーアドマイヤオーラ、はたまたディープの半弟ニュービギニングなどの反撃も見ものです。
最優秀2歳牝馬ウオッカ
…これまた血統的にオークスまでいけそうな気配ですよね。阪神外回りの1,600mであの勝ち方できたこのウマは強いですよ。ルミナスハーバーハロースピードダイワスカーレット…この世代の牝馬は粒揃いのようです。
・最優秀3歳牡馬:メイショウサムソン
菊花賞以降はやや精彩を欠いた感もありますが、それでもクラシック2冠は堂々の成績です。ただ…休養に入るとのことですし、転厩もあることですし、2007年はどうなんでしょ? むしろ「ドリームパスポート台頭」の予感も。
・最優秀3歳牝馬カワカミプリンセス
実質的には古馬も含めてただの1頭にも先着許していないんですから。文句なしです。返す返すもあの「降着劇」が悔やまれてならないところです。1つ使ってヴィクトリアマイルが今春最大目標になるんでしょうかね?
・最優秀4歳以上牡馬:ディープインパクト
…満票ですよね? ね? もはや「何をか言わんや」です。しかし、このウマも、返す返すも「凱旋門賞失格」だけはイタかったですね。まあ、いまさら言っても詮無きことではありますが。
・最優秀4歳以上牝馬ダンスインザムード
スイープトウショウを考えなくもなかったのですが…今年はこのウマ悪いほうにしか出ませんでしたね。栄えある初代ヴィクトリアマイル馬にして、マイルチャンピオンシップでも2着のダンスインザムード。ここは順当でしょう。
最優秀父内国産馬カワカミプリンセス
カネヒキリ(父:フジキセキ)、キストゥヘヴン(父:アドマイヤベガ)、ロジック(父:アグネスタキオン)、ウオッカ(父:タニノギムレット)、ドリームジャーニー(父:ステイゴールド)と今年は父内国産馬大活躍の年でしたが、父キングヘイローのこのウマの2部門制覇ということで。
・最優秀短距離馬:ダイワメジャー
皐月賞馬復活! 喘鳴症を克服しての見事な復活劇でした。しかも、ラストに「有馬記念3着」のオマケまでつけてくれて。このタイトルは実は不釣合いなのかもしれません。来年は…「年度代表馬」になったりして。
・最優秀ダートホース:ブルーコンコルド
…迷いました。「シーキングザダイヤにしようかな…」「アロンダイトも3歳で国際GI勝ったし…」と。でも、統一GIのみとはいえ3つもGI勝たれちゃブルーコンコルドでしょう。アロンダイトと2頭、「あの砂漠の国での勝利」の夢を見せてください。
・最優秀障害馬:マルカラスカル
中山大障害は6馬身差の圧勝だったらしいですね。「グラスワンダー産駒が障害でGI制覇」というのもチト意外。毎年語っているのですが、2007年も、全ての障害馬が故障なく、無事にレースを終えることを祈っています。


…とまあ。
たった今、これを書きつつJRAのホームページ覗きに行ったら、既に各賞が発表になってるようでしたので。
あえてそこは見ることなしに、自分なりのチョイスを完遂しました。


(以下、JRAが発表したオフィシャルの賞の選考結果を目にしての感想)


最優秀ダートホース:アロンダイト」以外は全て自分のチョイスと一緒でしたね。
やはり、ブルーコンコルドは「JRAのGIを勝っていない」ことが響いたのでしょうか? 得票数が「143vs94」と最も接戦だったのがこの賞だったということは…投票した各記者も相当悩んだんでしょうね。


そんなことより何より。
驚きを禁じえないのは。

年度代表馬
1.ディープインパクト 287票
2.ダイワメジャー 1票
  (該当馬なし) 1票

■最優秀4歳以上牡馬
1.ディープインパクト 288票
2.ダイワメジャー 1票

…なぜ満票じゃない!!!!


今年から(じゃないかもしれませんが)。
JRAのホームページでは「投票者内訳」なるコンテンツを作成し、どの記者がどのウマに票を投じたかを開示するようになりました。
実にすばらしい進歩だと思います。


ダイワメジャーに投票した記者は。
どちらも、報知新聞の浜木俊介記者でした。


どういう根拠で彼が「ディープインパクトよりダイワメジャー」と思ったのかは知りません。
あるいは…あの「凱旋門賞」を「汚点」として、あえて賞からディープを除外して選考したのかもしれません。


とりあえず。
今後、紙上ほかで同記者がその理由を明かしてくれると信じていますので。
それを待って、反論するなり、「それも一理」と頷くなりしたいと思っています。


★★明日は昼食先でスポーツ報知を熟読することに決定。人気blogランキング★★