第1報聞いたときにはホント驚いたよなあ。

昨日のエントリのお口直しに、日本史系の余談をば。
ホントに「ちょっとした余談」です。


私の使っている『角川 新版日本史辞典』は。
日本史辞典
平成9年11月20日発行の初版なのですが。


当たり前のように。
例の「ゴッドハンド」による捏造遺跡である上高森遺跡*1が掲載されています。


ちなみに。
最近になって購入し直した『新課程用 日本史B用語集』(山川出版社)(平成16年3月31日第1版)には。
日本史B用語集―A併記
当然の如く、上高森遺跡をはじめとした捏造遺跡の数々は、掲載されていません。


自分が高校生だった当時に、当たり前のように史実だと思って学習していたことが。
実は「功利心にはやった1人の学者のでっち上げだった」と知ったときに、私が抱いた驚きと怒りといったら…。
「罪万死に値する」と思ったのは、日本史マニアである私だけではないはずです。


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*1:当時の宮城県栗原郡築館町(現.栗原市)にある遺跡です。当然ながら、現在では旧石器単独遺跡としての登録を抹消されています。その他の捏造遺跡についての詳細な報告については、こちら(http://www.pref.miyagi.jp/bunkazai/kyusekki/houkoku/honbun.htm)をどうぞ。