…強いもんは強い。

さて。
件の消化器内科で、疝痛に苦しみながら日刊スポーツ読みました。


…今回に限っては、自分の相馬眼のなさをまざまざと思い知らされましたねえ。
ダイワメジャーの強かったこと。


結局、今回のレースは、勝ったダイワメジャーと、惜しくも2着に敗れたコンゴウリキシオー、この2頭が図抜けて強かったってことなんでしょうが。
いかに序盤・中盤と何度もエイブルワンに競りかけられた影響があったとはいえ、最後ややいっぱいになっていた感のあるコンゴウリキシオーに対して。
ダイワメジャーは、「余裕残し」のような感すら漂わせつつ、スッとかわしていったわけですから。
「モノが違う」として言いようがありません。
「瞬発力勝負」になると厳しいこのウマ的に、逃げたコンゴウリキシオーエイブルワンが何度も突っついてくれて平均ペースになったのもラッキーだった印象ですね。
そして、「1頭だけになるとフワッと力を抜く」ところがあるこのウマのクセを熟知して、マイネルスケルツィが来るを待って追い出しを図り、さらに前を行くコンゴウリキシオーに照準を切り替えて追い続けた安藤勝己騎手。もう「お見事」としか言いようがありません。こんな47歳ありえない!っていうぐらいの元気さです。
昨年の有馬記念で3着に好走した経験からも、ダイワメジャー、次の宝塚記念、2,200mは大丈夫だと思います。あとは「反動が出ないか」「輸送がどうか」の2点のみ…と言っていいでしょう。
コンゴウリキシオーもかなり強くなりましたねえ。このままいけば、いずれGI(級)にだって手が届いてもおかしくない印象です。


一方…スズカフェニックスはどうしちゃったのでしょうか? あれだけ状態よさげだったのに。「後ろから行って、脚を余して負ける」という「武豊の悪いときのパターン」が今回も出てしまったような印象です。
私見なのですが(とはいえ、同じことを語っていられる方は随所でお見受けしますが)…武豊騎手、もしかしたら「ディープインパクトの呪縛」から逃れられないでいるのではないでしょうか? 名手に対してたいへん失礼な発言だということは承知で言わせていただきますが。
あれだけの脚で後方から「飛んで」勝つウマに乗ってしまったがゆえに、どのウマに対してもディープクラスの「末脚」をイメージしてしまい、結果「後方からのレースで脚を余して負けてしまう」…というのは、私の浅薄な見方であってくれればいいのですが。まあ、この日はどのレースでも「先行有利」の結果だったので、「たまたまスズカフェニックスに展開と馬場コンディションが向かなかっただけ」であるとは思いますが。
状態よさげといえば、エアシェイディ。16着という大敗の原因が全く分かりません。横山典弘騎手は「4角まで馬なりで来たんだが馬が競馬をやめてしまった」というコメント残していたようですが…うーん。


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