レミゼ!

思いつくままに、いくつか書きます。


鹿賀丈史さん。
“伝説”の「鹿賀ジャベール」、さすがでした。


正直。
演劇に関しては全くの若葉マークであるところの私が見ても「…コンディションはもう1つかな?」とチラリと思わないでもなかったのですが(声量その他で言ったら、アンジョルラス役の岡幸二郎さんがズバ抜けて素晴らしかったように思いました)。
それでも、「そこにいるだけで、存在そのものがジャベール」よしだみほさんをして言わしめた存在感は満点でした。
なにより、カーテンコールで全ての演者が舞台上に勢揃いしたとき、鹿賀さん1人だけが他の人たちにない“重み”というか“オーラ”を放っているかのようにすら思わされたのには圧倒されました。
もはや「俳優としての格」…なのでしょうかね。積み重ねてきたもののスゴさをまざまざと見せつけられたカーテンコールでした。


そして。
上でもちょこっと触れたのですが。
岡幸二郎さんが素晴らしかった。
アンジョルラスという政府に抗う学生たちのリーダー役を(やはり何年ぶりかに)演じられていたのですが。
岡さんは「他の学生たちとは違う輝き」を圧倒的に放っていました。
おそらく、(昔アンジョルラスを演じていた頃は知らないのですが)「…以前にも増して、演技と歌唱に厚みが加わっているのではないか」と推察するに十分の素晴らしさでした。何年かの時を越えても変わらない輝きを放っていた鹿賀さんとは対照的に、何年かの時を重ねたがゆえにますます輝きを増していたであろう岡さんの姿でした。ぜひ、機会があったら、今度はジャベールを演じる彼の姿を見てみたいと思いました。


★★この項つづきます。人気blogランキング★★