今こそ翔べ! ロンシャンのターフへ!

宝塚記念アドマイヤムーンが快勝しました。並んでしぶといメイショウサムソンに馬体を合わされるのを嫌ってうまくコース取りした岩田康誠騎手の作戦勝ちだったと思います。素直に脱帽です。思いのほかに道悪が上手だったのにも驚かされました。
しかし、ここで語らせていただきたいのは、2着のメイショウサムソンです。敗れてなお強かった。力のいる馬場になりましたが、持ち前の先行力と勝負根性は今回も健在でした。どうしても目標にされやすい脚質である分だけ今回アドマイヤムーンに屈したような結果に終わることも少なくありませんが、このウマの強さは改めて思い知りました。これで凱旋門賞はゴーサインですね。
…しかし、mixiなどでイヤな噂が囁かれています。凱旋門賞で、メイショウサムソンは鞍上が武豊にスイッチとなる」という噂を。確かに昨今スランプとはいえ*1天才ユタカはモノが違いますし、「ロンシャンの馬場を知り尽くしている」という点においてはアドヴァンテージでしょう。しかし…メイショウサムソンのような脚質のウマとユタカが果たして合うのでしょうか? それ以上に…このウマとずっとコンビを組んできて、メイショウサムソンを知り抜いている石橋守騎手をわざわざ下ろす必要があるのでしょうか?*2 正直、この乗り替わりが本当だとしたらガッカリです。ウオッカ四位洋文騎手ではなく現地の騎手(ペリエ騎手あたりの名前が出ていると聞いています)で凱旋門賞に挑むことになると言われているのですが…「大した騎乗ミスもないのに、そうそうカンタンにダービージョッキーを下ろすのはいかがなものか」と思わずにはいられません*3石橋守騎手、昨年後半の何戦かの騎乗では「?」と思わされる場面がないこともなかったのですが、ロンシャンに臨むメイショウサムソンの背にはぜひ石橋騎手の姿があってほしいと願わずにはいられません。
ポップロック、やっぱり力つけてますね。馬場がよければもう少しきわどい勝負になったかもしれません。ただ、アドマイヤムーンをよく知るユタカとしては、もう少しだけどうにかやりようがなかったものなのかなあ…とついつい「外野の戯言」を言いたくなってしまう結果ではありましたが。まあ、1番悔しい思いをしているのが当のユタカ自身でしょうし、あまり言うのはやんぴにしましょう。
ウオッカ、「前に壁を作れなくて、掛かってしまった」らしいですね。力負けではないと思いますし、本当に凱旋門賞に行くのなら今回の敗戦は「糧」になるはずだと思います。何より、昨日も言いましたが「チャレンジしたこと自体が素晴らしかった」と思います。秋が楽しみです。
ローエングリン、ごっちゃんがスタート決めてハナ切ったときは思わず「よしっ!」と力入りましたが…それまででした。しかし…まあ、悔いの残らないレースだったのではないでしょうか。ごっちゃん曰く「いいときの状態になかった」割には、精一杯のレースだったと思います。結果はシンガリでも、十分納得させられる内容だったと思います。多少逃げのペースが速すぎたきらいもなきにしも…でしたが、それがこのウマの持ち味ですし、仕方なかったのだと思います。
そして馬券勝負。結局、今春は3勝8敗*4、54,490円の赤字で終了となりました。…オークスまでは収支ほぼトントンだったのですが…日本ダービー安田記念の連敗が痛かったです。まあ…前年比で11,010円の赤字縮減に成功しただけよしとします。勝ち星も3倍増でしたしね*5。秋には心機一転頑張りますよ。


★★…と毎年語っている自分がいる(笑)。人気blogランキング★★

*1:それでも並の騎手以上には勝ってるんですよ。

*2:意外と知られていませんが、石橋守騎手は、1996年に開催された第1回ドバイワールドカップライブリマウントで出走した経験もあります。海外遠征の経験だってあるのです。

*3:最初に思ったのは、2001年ジャパンカップジャングルポケット角田晃一騎手からペリエ騎手にスイッチされたときです。もっとも…あのときは前走の菊花賞での騎乗にオーナーサイドor厩舎サイドから不満の声が上がっての「交代劇」だったようですし、結果としてペリエ騎手でジャパンカップを勝ったわけですから「…まあ、結果的に仕方なかったのか」と納得せざるを得なかったのですが。

*4:3勝はフェブラリーステークス天皇賞・春オークス

*5:もっとも…昨年の「1勝10敗」が異常事態だった…という見方ができなくもないのですが。