…やっぱ疑問。

昨日。
プロ野球「2007ガリバーオールスターゲーム」のファン投票最終結果が発表になりました。


わが日本ハムからは0!
しかも、ロッテからも0…です。
言ってみれば、今現在パシフィックリーグにおいて0.5ゲーム差で優勝争いに鎬を削っている1・2位球団からファン投票で1人も選出されなかった…ということでして。
この結果にはやはり「納得できない感」を持たざるをえません。


対して。
楽天からは8人が選出されました。
ホームランキング争いでブッチギリ首位をひた走る山崎武司*1選手、新人ながら5勝をあげている田中将大投手は…まあ文句なしです。が…あとの6人は「…うーん」という感じです*2


あ、あらかじめ断っておきますが。
楽天のファンには何1つ責任はないと思いますよ。
ファンなら当然自分の応援するチームの選手に全ポジション投票するでしょうし(自分も全ポジション日本ハムの選手で投票しました)。ましてや、今回は第2戦「地元開催」じゃないですか。そりゃ気合入れて投票しようってもんです。
いわゆる「組織票」問題も…「今年の投票システムがそれを許容する形になっていた(ネットでの投票は同一人1日5票まで(!))」のなら、ルール違反をしていたわけではないのですし、「楽天ファンの結束、あっぱれであった」としか言いようがありません。


ただ。
ファンに文句はなくても。
今回の投票システムそのものには「大いに欠陥あり」と苦言を呈さざるを得ません。


「ネットでの投票は同一人1日5票まで」って…やっぱありえないですよ。


この問題を解決するには。
「同一人からの投票はハガキ・インターネットを問わず1人1回限りとし、1人で2回以上投票したケースにおいては全てを無効票とする」という、競馬の宝塚記念有馬記念で実施されているのと同じ方法を採用するのが公正だと思います。
これで、少しでも「本当の意味でのオールスターゲーム」の選手構成に近づいてくれるはずです。


そういえば。
29年前の昭和53年(1978年)のオールスターゲームで。
わが日本ハムも「9ポジションのうち8つを独占*3」して。
「少年ファンクラブへの呼び掛けによる組織票である」として問題視されたことがあったのを思い出しました。
あのときは、確か古屋英夫、菅野光夫両選手が「辞退」させられたんですよね。
古屋選手は翌年にオールスター初出場を果たしましたが、菅野選手は結局生涯オールスターに出場することは叶いませんでした。
そんな菅野さんは、日本ハム鎌ヶ谷寮の寮長を務めていた今シーズン開幕直前に、鬼籍に入られました。
今回の選出結果を、天からどのような思いで眺められているのでしょうか…。


ともあれ。
「結果は結果」なのですから
ファン投票により選出された楽天の8選手には、パの代表として、胸を張って地元宮城での活躍を期待したいものです(当然第1戦も…ですが)。


そして。
来年こそは、公正な投票制度に改正されるよう、強く希望します。


今日。
監督推薦による出場選手が発表されました。
日本ハムからは、ダルビッシュ有武田久高橋信二森本稀哲稲葉篤紀の5人が出場することになりました。
…シーズンでの活躍を鑑みて順当なところだと思います。彼らも「球宴」を楽しんできてもらいたいものです。


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*1:彼の名前の「崎」は、本当の表記はいわゆる「立つ崎」ですが、この文字、一部の日本語環境によっては表示できないケースもあるので、あえて「崎」の字を使用しています。

*2:思いっきり例に出してしまって申し訳ないのですが、打率.170で選出されている嶋基宏捕手については…どうなんでしょ。確かに好リードや強肩で将来性は感じさせますが、総合的に見れば、ロッテの里崎智也捕手とか、うちの高橋信二より上に来るのは…やはり「…うーん」って感じです。

*3:投手:高橋直樹、捕手:加藤俊夫、一塁手:柏原純一、二塁手富田勝三塁手:古屋英夫、遊撃手:菅野光夫、外野手:ボビー=ミッチェル、千藤三樹男。外野手の残り1枠は阪急・福本豊