「言葉を失う」というのはこういうことなのだ…と久しぶりに実感した。
昼休み。
妻から送られてきた来たメールで。
大学時代の恩師の訃報を初めて知りました。
一瞬、脳の全ての思考が停止しました。
3月にお目にかかったときには、何のお変わりもなかったのに…。
自分が通信制大学院の修士過程に進学することになったのをとても喜んでくださったのに…。
自分が通っていた大学の国文科には、中古文学(いわゆる平安文学のことです)のゼミが2つありました。
「物語文学」のゼミ(自分が入っていたゼミです。ちなみに、卒業論文のテーマは、1人を除いてみんな『源氏物語』でした)と、「日記文学」のゼミ。
その先生は、日記文学のほうのゼミを担当されていました。
直接の指導教官ではなかったのですが。
サークル活動ばかりに身を持ち崩していた自分のことを、とても目をかけてくださっていた先生でした。
卒業後も。
たまにふらりとキャンパスに出かけたりすると、不思議と先生とバッタリお会いする機会が多く。
よくお話をさせていただいていたのですが。
もうそんな機会を得ることはできなくなります…。
帰宅後、妻にも言われたのですが。
3月に最後にお目にかかれて、本当によかったと思っています。
目に見えない何かの力が働いて、先生と引き合わせてくれたのだと思えてなりません。
でも…今後、修士の学位を取れたとしても、もはや先生に報告することは叶いません。そのことが本当に残念で仕方がありません。
まだ正直、亡くなられたというのが実感として全然湧かないのですが。
とりあえず、明日は仕事を早退して、お通夜に参列させていただこうと思っています。
★★…こんな感じで心が千々に乱れていまして、せっかくいただいたコメントに返事も返せず申し訳ありません。人気blogランキング★★