彼は…あの日の悔しさを忘れてはいなかった。
いよいよ天王山。
ソフトバンクとの首位攻防戦。
…のはずなのに。
完敗。
惜敗? いや、完敗です。今シーズンの日本ハム最大の弱点である「あと1歩決め手に欠ける」ところがこんな大事な局面で出てしまうなんて…。
まあ、負け惜しみでもなんでもなく「この2連戦は1勝1敗なら十分」だと思うので、明日に全てを託したいと思います。
2発こそ浴びたものの、好投してくれて、先発としていけそうなメドも立った山本一徳の出現もあったのを吉兆としたいと思います。
それにしても。
彼が帰ってきてしまいましたねえ…。
場所も同じ、札幌ドームで。
あの日マウンドで流した悔し涙を、忘れられるはずはないと思います。
今シーズン、予想外のスランプで前半戦を棒に振った彼ではありますが、このマウンドで、我らが日本ハムに雪辱を果たしたのは、きっと心中期するところがあってのものだったのだ…と推察します。
最後の最後で、(敵からすれば)イヤな投手が復活してしまいました。これはいよいよ、明日キッチリとソフトバンクを叩いておかないと、クライマックスシリーズで心理的に優位な状態に立たれてしまって厄介ですよ。
彼――斉藤和巳投手の復活を目の当たりにして。
数字的にはまだまだ優位であるはずなのに、どことなーくイヤな雰囲気を感じずにはいられない自分がいました。
明日は…大事な1戦になると思います。
★★ロッテだって、日本ハム戦で手をこまねいているわけないはずですし。人気blogランキング★★