スポーツとは、本来「泣くほど感動できるもの」でなくてはならない。

昨日の試合について。
書き残していたことを書きます。


終了後。
日本ハムとロッテの選手が、互いの健闘をたたえあう場面を見て。
優勝決定の瞬間以上に、胸にこみ上げてくるものがありました。


新聞報道より。


「成瀬4失点、今季パ球団に初黒星」(http://www.nikkansports.com/baseball/p-bb-tp0-20071019-271736.html

日本ハム6−2ロッテ>◇18日◇札幌ドーム


ロッテは、成瀬が最後の最後に力尽きて終戦した。今年パ・リーグ相手に連勝を続けた左腕エースが、大一番に今季最短3回2/3を4失点でまさかのKO降板。ナイターでの無敗神話も途切れ、試合後に先輩たちからねぎらいの言葉を掛けられると、周囲をはばからず泣いた。
相手エースとの投手戦。負けられない大一番で、リズムが単調になった。先制された3回は、四球をきっかけにセギノールに決勝弾を浴びた。「大舞台でなぜああいうことをやってしまったのか…。3点がすごく重かった」と悔やんだ。
バレンタイン監督は「パのチームが1シーズン戦って、ようやく最後に負けを付けたということでも、逆に成瀬のすごさが表れている。日本ハムは絶対に勝たなければいけない試合で力を発揮し、勝利を収めた」と振り返った。V奪還の目標は、成瀬のさらなる飛躍とともに来季へと持ち越された。


(写真:試合後、健闘をたたえ合うダルビッシュ(左)と成瀬)

…誰よりも悔しかったはずなのに。
試合後、対戦相手を笑顔でたたえることができた、成瀬投手。
そして、千葉ロッテマリーンズのナイン。


心の底から素晴らしいと思いました。
これぞ、スポーツマンシップ


余計に感動をもらうことができました。
感謝したいと思います。


日本ハム日本シリーズ進出を決めた瞬間より、この「ノーサイド」の光景のほうがヤバかったですね。
涙堪えるのが。


ライトスタンドのロッテファンの皆さんも素晴らしい。
とっとと帰っても誰にも文句言われないところなのに、球場に残り、ロッテナインはもとより、日本ハムナインにも惜しみない拍手を贈っていました。
日本ハムファンは、彼らのこういった姿勢に、見習うべきところが数多いと思います。
日頃から「ヤジ禁止」「相手チームでも、よいプレーには拍手」「試合終了後、球場のゴミは拾って帰る」などの姿勢が徹底されていて、その応援は「12球団一」と言われていたロッテファンですが、その真髄を垣間見たような気がしました。
第1戦終了後にごく一部と思われるロッテファンが札幌の街で“暴走”し、両球団ファンの間が多少険悪になりかけたりもしたようですが…試合後に両者の間に行われたエール交換の際にはそんなところは微塵も感じられませんでした。
そこには「互いに対する敬意」があったと思います。


スポーツって本当に素晴らしいものだ。
改めて、そう思いました。


mixi日本ハムコミュニティにも、多くのロッテファンの方が祝福のメッセージを寄せてくださいました。
そのなかに「僕らのシーズンは終わってしまったけれど、ファイターズにはまだ先がある!」という1節があって、また感動呼び起こされました。


日本シリーズ
パ・リーグの代表として、千葉ロッテマリーンズの分まで頑張ってもらいたいと心から思います。
そして、去りゆくヒルマン、幸雄に最高の贈り物を。


★★CSの解説やってたガンちゃん曰く「某ボクシング選手に見せたい光景ですね」。…ダメです、そんな豪速球(笑)。人気blogランキング★★