ちょち今さら感漂うネタですが。

会津若松市の抗議、それを受けて8日にTBSの謝罪放送となった、日本史系雑学番組『歴史王グランプリ2008まさか!の日本史雑学クイズ100連発!』ですが。
自分、2月16日の放送以来、DVDに録画はしているものの、ついぞ視聴していない状態です。
というわけで、例の「会津若松城開城の理由を『糞尿(ふんにょう)が城にたまり、不衛生だったから』とした」という問題箇所も実際にはまだ目にしていません。
その前提で、報道だけをソースに以下記すのですが。


TBS側は情報制作局長名の文書で「開城は複合的な原因だと認識していたがバラエティー番組の性質から『糞尿……』を正解とした」と語っていたらしいですが。
歴史を一面からしか見ておらず、面白おかしく歪曲した事象をあたかも史実であるかのように視聴者に植え付けかねない大暴挙としか言いようがありません。
会津若松市の皆さんが感じられた不快感はごもっともですし、日本史を学ぶ者として「日本史そのものを貶められた」ような気がして不快です。


…いや、番組の存在知ったときに「なぜ自分を解答者として呼ばない!?」と冗談半分、マジ半分に怒ったのとは無関係に憂えてるんですけどね(笑)。


子供たちに面白さを知ってもらう意味でも、このような「日本史系雑学番組」の存在は「入口」としてとても有益であると思うんですよ。
だからこそ、面白おかしさだけを追求するのではなく、しっかりとした史実に裏打ちされた、筋の通った内容の番組にしてもらいたいな、と強く強く思う次第なのです。


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