「歴史」という共通項がなければ永遠に交わらなかった線

徒然に訪れたサイトで。
偶然、こんな記事見つけてしまいました。


タイトルだけ見るとただのエロ記事ですが(苦笑)、それはさておいて、深淵に潜む部分を語っていきたいと思います。


「蜂須賀ゆきこ“濡れ場”がたまらん」(http://www.sponichi.co.jp/gravure/special/ir_2008/ir_hachisukayukiko/index.html)。

歴史オタクアイドルとして人気上昇中の蜂須賀ゆきこ(22)が14日、東京・秋葉原でファーストDVD「HONEY SNOW」(竹緒)の発売記念イベントを行った。
蜂須賀は歴史好きが高じて、DVDでも明治時代をイメージした着物のシーンが。「夫が無事帰ることを祈って水浴びするんです。実際にはぬるま湯でやりましたけど」といたずらっぽく笑った。また、着物とは打って変わってゴスロリ衣装に挑戦。「体が柔らかいから、あり得ない姿勢で掃除したりするんですよ」とPRした。
好きな歴史上の人物は、江戸時代に備中松山藩の財政を立て直した山田方谷。今の政治家で山田方谷みたいな人はいる?と聞かれると「うーん…」と困惑。センセイ方には手厳しい反応となってしまった。


◆蜂須賀 ゆきこ(はちすか・ゆきこ)1986年2月14日生まれ。神奈川出身。身長1メートル59、スリーサイズはB83W58H84。趣味は散歩、日本史。【蜂須賀ゆきこのHONEY GARDEN

…「日本史マニア」を自称し、大学院修士課程で日本史を学んでいる不肖このワタクシでございますが。
山田方谷を知らなかった」ことをここで懺悔させていただきます。
さすれば「自分<蜂須賀ゆきこ」という数式も頭に浮かんでくるわけでして、ビミョーに凹んでいます。


ていうか、私はかなーり疑り深い性格ですので。
「…ホントに山田方谷知ってたのか、この子? 事務所の人間が事前に回答用意していただけなんじゃないのか? だから次の質問で答に詰まったんじゃないのか?」と意地の悪い考えが次から次へと頭をよぎってくるわけでして。
素直に、自分の無知を認めて悔い改めたいと思います。


平凡社の「世界大百科事典」に掲載されている山田方谷の記事は↓以下のとおりです。

山田方谷(1805‐77)
やまだほうこく

幕末・維新期の儒学者。名は球、字は琳縁、安五郎と称する。備中松山藩の農民出身。新見藩儒丸川松陰に学び、25歳で藩学会頭に抜禽(ばってき)される。その後佐藤一斎に従学、帰郷し学頭となる。教学振興につとめ藩治にも功績をあげ、老中となった藩主板倉勝静(かつきよ)を補佐してよく幕末期の難局を処理した。維新後は子弟教育に任じ、備前の閑谷(しずたに)学校の再興に尽力した。著述は《山田方谷全集》に収める。


…しかし。
自ら「歴史オタク」を名乗るアイドルが出てくる時代が来るなんて、想像もしませんでしたよ。
機会があれば、ぜひどこかで「日本史対決」を実現させたいものです。


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