最近レポートですっかり幕末づいてるところに…

こんなニュースが飛び込んできましたよ。


寺田屋は建て替え?京都市がHPから削除…旅館側は反論」(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080903-OYT1T00411.htm)。

幕末の志士・坂本龍馬が襲撃されるなど歴史の舞台となった京都市伏見区の旅館「寺田屋」が当時の建物ではない可能性があるとして、京都市は観光案内のホームページから削除し、経緯について調査を始めた。
旅館側は「当時のままだ」と主張している。
寺田屋は、薩摩藩内の同士討ちが起きた1862年の寺田屋騒動や、66年の龍馬の暗殺未遂事件で有名。建物の柱には弾痕や刀傷が残り、旅館側は「維新の舞台そのまま」と解説するテープを流している。
しかし、市が専門家に確認したところ、「鳥羽伏見の戦い(68年)で焼けた」との説があることが判明。市は「文献などを調べ、事実と違う点が見つかれば是正を求める」としている。


(写真:建て替えられた可能性があるとして京都市が調査を始めた寺田屋=竹田昌司撮影)

…よくよく記事を読んでみると。
まだ「シロ」とも「クロ」とも判定は出ていないようですね。
そりゃ寺田屋側は「当時の建物そのまま!」を主張してやまないでしょうけどね。


文献が出てきてしまえば、どちらに転ぶにせよ判定は1発なんでしょうけど。
このテの文献って、なかなか現物にお目にかかるの難渋を極めるんですよね。特に幕末期の史料って、ドサクサで散逸してしまったものも少なくないですから。


…とまあ、最近レポートで「史料学的観点から文献を見る」なんてことばかりを考えているので、ついつい気になってしまうのですが…。


寺田屋ですが。
11月に行くかもしれないんですよねえ…。
その頃には決着見ているんでしょうかね、このヤマ?


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