北紀行での心残り。
「鵡川のシシャモ」を食べそこなったこと。
これに尽きます。
日高自動車道をわざわざ途中で降りてまで立ち寄ったのに。
「焼いた子持ちシシャモとあったかごはん」を食べさせてくれるお店に巡り合うことはなりませんでした。
もう少し時間的に余裕があれば、じっくり町内を探し回ることもできたんでしょうけど。
↓このコに会いに行く約束の時間もあったものでして…。
ところで。
かなり有名なネタになってしまいましたが、ここで改めて。
居酒屋やコンビニなどで「シシャモ」として売られているのは。
「カラフトシシャモ」の和名をもつカペリンなる魚だということをご存じでしょうか?
「むかわ町商工会」のホームページにある「日本シシャモ事情」なるコンテンツに、詳しい説明があります(http://www.do-shokoren.or.jp/mukawa/mukawa2400.htm)。
今、全国で市販されている「子持ちししゃも」の90%は、柳葉魚ではありません。
輸入物で柳葉魚の代用品として使われているカラフトシシャモ(カペリン)という魚で、学術的にも、生態的にも柳葉魚と大きな違いがあります。カラフトシシャモ(キャペリン)は、価格が安く外観や食感が柳葉魚に似ていますが、本物の柳葉魚の風味にはとうていかないません。
カラフトシシャモ(カペリン)のうろこは、とても小さくほとんどないように見えますが柳葉魚のうろこは、大きくはっきりとしているのですぐ見分けることができますのでスーパーや居酒屋でチェックしてみてください。 是非一度、むかわ町の柳葉魚で本当の柳葉魚の風味、味わいをご賞味下さい。
…ああ、だからこそ鵡川に寄って本物のシシャモ食べたかったんですよう。
前述のホームページより失敬。
↓本物のシシャモ。
↓「カラフトシシャモ」ことカペリン。
ちなみに。
シシャモも、カラフトシシャモも、ともにキュウリウオ科の魚です。
カラフトシシャモについて。
Wikipediaには、こんな記述もありました(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%83%B3)。
食品表示の厳格化に伴い、2000年頃から英名を仮名表記したキャペリン、カペリン、和名のカラフトシシャモといった名称で流通するようになり、ようやくシシャモの代用品として扱われてきた経緯が広く知られるようになってきた。カラフトシシャモはアイスランドでは貨幣のデザインになるほど親しまれており、本来味の劣る魚ではない。
↓10アイスランド・クローナ硬貨。
また。
こんな記述も。
本家のシシャモの雄は、淡泊な味わいがあることから市場にも流通するが、カラフトシシャモは100%メスで、いわゆる「子持ちシシャモ」として流通する。カラフトシシャモの雄はペットフード等の加工品に回るほか、水族館における海獣類への餌などに使用され、日本では食用として市場に流通することは希である。
ありゃ。かわいそうなオス…。
最後に余談を1つ。
今回のネタを執筆するに当たって。
Googleでイメージ検索をかけたところ。
↓こんな画像が。
…懐かしいなあ、シシャモクイーン
馬主さんが鵡川の方みたいですね。
★★メンコに小さく書いてある「ししゃも」の字がかあいい。人気blogランキング★★