ぶたぶたこぶた

「環境に良い飼育実践/南足柄の若夫婦が小規模養豚所」(http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiioct0810781

南足柄市内の山あい。車一台がやっと通れる足柄古道を上ると、足柄平野が一望できる場所に木造の小さな小屋と豚舎が立っている。ことし九月には十四匹の子豚が生まれた。三匹が死んでしまったが残りはすくすく育ち、現在は母豚など合わせて十九匹。五年半ほど前にこの地に新規就農した若夫婦は、小規模な養豚場で豚や環境に良い飼育を考え実践している。
同市苅野につくった「農場こぶた畑」で二〇〇三年四月から豚を育てているのは、相原海さん(29)、佑子さん(32)夫妻。栃木県内での農業研修で知り合った二人は、「ナナちゃん」と名付けた一匹の豚の飼育から養豚を始めた。
 二人が実践しているのは地場自給の養豚。ミカン小屋を改装した解体小屋の隣には、廃材で手作りした約百六十平方メートルの開放式の豚舎が建つ。そこで育つ豚たちが食べている餌は、周辺地域のパン屋や製めん所などから譲り受けた余りものや米ぬかなどを混ぜて発酵させたもの。輸入された穀物などによる配合飼料は一切使わない。
床には植木屋からもらった木くずなどを敷き、豚のふん尿と混ざることで発酵させて堆肥(たいひ)を作っている。悪臭もほとんどなく、できた堆肥は夫妻の野菜作りにも生かしている。
農林水産省の畜産統計によると、ここ十年ほどで養豚農家は七千戸近く減った一方で、一戸当たりの飼育数は約六百匹増加の約千三百匹(〇七年)。大規模農場が勝ち残っているのが現状だ。
豚が体の向きを変えることができないほど狭いおりに詰め込んでいる別の農場もあるが、夫妻の豚舎では豚たちは伸び伸びと動き回る。現在の出荷は年間三十匹で目標は四十五〜五十匹。だが、「それ以上大きくするつもりはない」と海さん。理想は自分たちの農場内で賄える草や残飯で飼える規模なのだという。
「豚ってこんなに感情表現するんですよね」。走り回る子豚を眺め、夫妻は笑みを浮かべる。若夫婦による養豚現場への新風は、豚への強い愛情が根っこにある。


(写真:9月に生まれたばかりの愛らしい子豚たち)

…すごく愛くるしい子ブタたちなんですけど。
いずれ食べられちゃうんですよね。
そう考えるとシュン。


まあ。
自分もこんなこと言っておきながらトンカツ大好きですし。
かわいいかわいいだけでは畜産は成り立たないことは承知しなくてはならないのは理解できます。
別にペットとして飼育しているわけじゃないんでしょうし。


それは重々分かっていつつも。
この屈託のない子ブタたちの写真を見ると、ついついセンチメンタリズムにとらわれてしまう自分なのです。


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