少し前のニュースですが…(2)

「初の女性プロ野球選手誕生!/関西独立L」(http://www.sanspo.com/baseball/news/081116/bsr0811161135000-n1.htm

来年4月開幕予定のプロ野球関西独立リーグのドラフト会議が16日、大阪市住之江区で行われ、横浜市在住の16歳の現役女子高生、吉田えりさん=神奈川県立川崎北高2年=が神戸球団からの指名を受けた。
吉田さんは、入団に対して前向きな姿勢を示しており、日本では昭和25年から2年間、女子プロ野球リーグが存在したが、吉田さんが入団した場合には、男子プロに交じって、女子プロがプレーする、日本プロ野球史上初のケースとなる。
吉田さんは、今月2日から3日間にわたって行われた同リーグのトライアウト(入団テスト)の1次、2次テストを、女子でただ1人クリア。実戦形式での最終テストでも、アンダースローから繰り出す得意のナックルボールで、打者4人を三振、四球、二ゴロ、遊飛に打ち取る、上々の結果を残し、この日の指名が有力視されていた。
神奈川・中川西中では軟式野球部。川崎北高では硬式野球部の門をたたいたが、ケガで断念。その後、男子に交じり、2つのクラブチームで腕を磨き、今年9月から女子硬式チームの「アサヒトラスト」に所属。「プロ野球選手が夢」と言い切る右腕は、父の勇さん(45)の後押しもあって、性別での受験制限のない、同リーグのトライアウトを受けたという。
身長155センチ、あどけなさが残る吉田さんは現在、高校2年生。入団後は、関西の高校への転校も検討しており、話題性は十分の“女子高生プロ投手”が誕生する。


(写真:関西独立リーグの神戸から7位指名を受けた吉田えりさん)

「【吉田さんトーク】頭のなかが真っ白です」(http://www.sanspo.com/baseball/news/081116/bsr0811161254001-n1.htm

来年4月開幕予定のプロ野球関西独立リーグのドラフト会議で16日、神戸からの7位指名を受けた吉田えりさん(16)=神奈川・川崎北高2年=は次のように喜びを語った。
喜びの一言をお願いします
――ご指名ありがとうございます。この場に来ることができ、すごくうれしい。(報道陣に)とても緊張しています。頭のなかが真っ白です。
指名されての感想は?
――まだ実感がわかないです。とにかく驚きでびっくり。こんなチャンスはないと思っていたので、正直、今うれしいです。
女性としてプロ野球を目指そうとした理由は?
――野球をやっているうえで、プロの選手は輝いていると思います。自分も野球で輝きたいと思いました。
トライアウトを受けたとき、女性なので無理だと思ったことはなかったか
――レベルが高いところでやるのは初めてだったので、緊張したが、絶対抑えるぞ、という気持ちで頑張った。
指名されてこれからどのように頑張りたいか
――実力はまだまだで、男の人についていけるかな、と思うがこれから身を引き締めて頑張りたい。
神戸の印象は?親元を離れることに不安はあるか
――神戸は食べ物がおいしいという印象。今まで両親と暮らしてきたので最初は寂しいと思います。
ナックルボールの取得にはどれぐらいかかったか
――横から投げたり、下から投げたり、自分で工夫して考えましたが、まだまだ未完成です。
(プロについて)誰かに相談したりはしたか
――友達や学校の先生に相談した。『こういうチャンスはめったにない』と言ってくれる人がいた。
もちろん入団する?
――両親と相談します。
チームの印象は?
――社長さんも女性なので安心しています。
監督の印象は?
――イケメンだなと思いました。
これから野球をやる女性の目標になると思うが、メッセージを。
――自分がこんな環境の良い場所で野球をやるのはいいのかな、と思っていますが、あきらめず、頑張ることが大事だなと思いました。
あえて男性と一緒にプレーしようと思った理由は?
――ナックルボールで男の人を打ち取りたいと思ったからです。
将来的にはNPBでプレーしたいと思うか
――目標だと思っています。好きな球団は東北楽天ゴールデンイーグルス
尊敬している選手は?
――レッドソックスのウエークフィールド。
今までに野球をやめようと思ったことはあるか
――3度くらい。違うスポーツをやろうと思ったこともありましたが、やっぱり野球が好きでやめられなかった。
周りからどう言われることが多いか
――天然で、マイペース。


(写真:関西独立リーグの神戸球団からドラフト指名された高校生の吉田えりさん=16日午後、大阪・住之江区(撮影・頼光和弘))


「ご指名ありがとうございます」って…お店のお姉さんじゃないんですから(笑)。それはさておき。


その道を切り開く第1号のパイオニアって、人一倍の苦労と努力を要すると思うんですよね。
JRAの女性騎手たちも軒並み苦戦を強いられてるのが現状ですし。本人たちの力の及ばないところを横たわる障害も多々あるんだと思います。
「女性のプロ野球選手」というと、我々の世代だとどうしても『野球狂の詩』の水原勇気を思い出さずにはいられないところです。道は険しいと思いますが、頑張っていってもらいたいものです。


↓こういう写真を見る限りは「普通の高校生」って感じなんですけどね。

彼女の中に眠っている才能が開花するのはいつの日のことなのでしょうか。


★★アンダースロー水原勇気との共通項ですね。人気blogランキング★★