悲願? 復権? 淀のマイルは混戦模様。

このレースの予想をする前に、パトロールフィルムで京都競馬第5競走・2歳新馬戦の様子を目の当たりにしました。
…惨い映像でした。セイウンアレースは予後不良の危険性高そうな故障のように見えましたし、前方に投げ出された武豊騎手(2週連続…)もエリザベス女王杯のときとは比べ物にならないぐらいの大ケガ必至の惨状でした。後続のウマも1頭故障してしまったようですし…。心配です。詳報を待ちたいと思います。
スズカフェニックス安藤勝己騎手に乗り替わりと発表されました。安藤勝己騎手、マイルチャンピオンシップでの代打騎乗は2000年ダイタクリーヴァ以来2度目となります。そのときは2着でしたが…今回はさて。
にわかに風雲急を告げている、マイルチャンピオンシップの予想です。

◎17.スーパーホーネット
○13.サイレントプライド
▲16.カンパニー
☆12.キストゥヘヴン
△1.ローレルゲレイロ
△7.ブルーメンブラット
△18.エイシンドーバー
△9.マルカシェンク
△3.スズカフェニックス

スーパーホーネットは鉄板だと思います。完全に他の17頭からは頭2つくらい抜けた存在という印象を受けました。前走毎日王冠ウオッカを下しているのは伊達ではありません。そこから天皇賞・秋をパスしてマイルチャンピオンシップ1本に絞ったローテーションも大いに好感持てます。不動の◎です。
○と▲は迷いました。実力・実績でいえばカンパニー、勢いならサイレントプライドですが…カンパニーの評価を下げたのは「あれだけ激走した天皇賞・秋の反動はどうなの?」という点です。昨年のようなレース展開だとこのウマ不発に終わること少なくないんですよね。ノリとしては…前、前の競馬で押し切った中山記念のような乗り方のほうがよさげですね。一方のサイレントプライド。それこそ4コーナー先頭で粘り込むぐらいの競馬なんてどうでしょ。ごっちゃんに大いに期待します。
キストゥヘヴン、このウマ、間違いなく復調していますよ。牡馬相手でもコンスタントに上位に来てますし。何かやってくれそうな予感します。ローレルゲレイロは絶好調といった印象です。このあたりのウマは、自分のなかでは○からは僅差といった印象です。
エイシンドーバーはここんとこ大崩れしませんし、人気薄なら面白いと思います。ブルーメンブラットも同様。ずっと牝馬限定戦を使われていましたが、牡馬相手でも実力差はないと思います。マルカシェンク、前走富士ステークス13着は敗因明らかですし度外視でいいと思います。京都の1,600mはこのウマにとって1番いい舞台だと思います。
さてスズカフェニックスです。このウマ、状態は決してよくはありませんでした。それでもなお△で押さえた最大の理由は「安藤勝己に乗り替わり」です。スズカフェニックスの戦績見ていて気づいたのですが、このウマ、勝ったレースは、阪神カップを除くと全て「道中中団から抜け出す」レースなのですよ。後方一気が決まったのって阪神カップぐらいです。つまり、「このウマ勝たせるつもりならある程度前目につけなきゃダメ」なんだと思います。安藤騎手に手替わりして、その辺りが覚醒したら恐ろしいかな…と考えると、コワくて切れませんでした。現に安藤騎手、条件戦だったとはいえ、同じような乗り方で昔このウマ勝たせていますし*1。大逆転があるかもしれません。
他に追い切りが好印象だったウマは、4.マイネルレーニアに、5.ジョリーダンスです。ただ、この2頭は無印としました。マイネルレーニアはあと1ハロンの距離もつか不安ですし、脚質と展開がマッチしなさそうに思ったからです。一方のジョリーダンス、追い切りはいつもいいんですよ、このウマ。今回は乗っからないでおきます。この2頭よりは、むしろ久しぶりのマイル戦で新境地が開けそうな15.スマイルジャックのほうがコワいと思います。
(仮想の)馬券勝負ですが、前走エリザベス女王杯に懲りたので、今回はおとなしく馬連で。13.16.17.の3頭ボックスを2,000円ずつ、さらに加えて1.12.13.16.17.の5頭ボックスを1,200円ずつ、加えて17.から3.7.9.18.の4頭限定ながしを1,000円、さらに、13.から3.7.9.18.の4頭限定ながし、16.から3.7.9.18.の4頭限定ながしをそれぞれ500円ずつ、計26,000円で。


★★自分にとっては「正念場の1戦」です。人気blogランキング★★

*1:2006年7月29日、函館競馬第9競走・HTB杯(1,000万下条件)のことです。