至るところに「姫」はいるなあ…。

風邪のほうは多少回復したようだったので、本日は出勤したのですが。
夜になって、再び喉・胸が悪くなって、ベッドにUターン。
咳のし過ぎで喉の粘膜切れたみたいで、なかなか痰が切れないんですよねえ…。


「プロ吉田えり誕生、勝ち試合で登板へ」(http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20081202-435924.html

来春開幕する野球の関西独立リーグの神戸は2日、神戸市内のホテルで入団発表を行い、神奈川・川崎北高2年の吉田えり投手(16)が男子選手とともにプレーする史上初の女性プロ野球選手となった。
契約書にサインした吉田は「まずチームのみんなについていけるように、活躍できるように頑張りたい」とやや緊張気味に話した。今後は関西の高校に転校し、学業との両立を目指す。中田良弘監督は、吉田の起用法について「初めは勝ち試合で使いたい」と、リードした場面で登板させる方針を示した。


(写真:報道陣に囲まれ単独会見を行った吉田えり(撮影・山岸満))

「女性初のプロ野球選手・吉田えりが入団会見」(http://www.sanspo.com/baseball/news/081202/bsr0812021416001-n1.htm

史上初の女性プロ野球選手となる神奈川県立川崎北高校2年の吉田えり投手(16)が2日、関西独立リーグの神戸9クルーズと正式に契約し、入団会見を行った。
吉田投手は先月開かれたプロ野球関西独立リーグのドラフト会議で神戸から7位で指名された。右サイドハンドからのナックルが武器。会見でも「ナックルを武器に活躍したい」とやや緊張気味に抱負を語った。今後は関西の高校に転校し、学業との両立を目指す。中田良弘監督は、吉田の起用法について「初めは勝ち試合で使いたい」と、リードした場面で登板させる方針を示した。


(写真:入団発表の記者会見で抱負を述べるプロ野球関西独立リーグ・神戸の吉田えり投手=2日、神戸市内のホテル)

サンケイスポーツにのサイトに掲載されていた、記者会見時の写真です。


以前にも言ったのですが、こうして見る限りは普通の女子高生なんですけどね。


その武器であるナックルボールで男子選手から三振の山を築いた彼女に。
早くも「ナックル姫」という呼び名をマスコミはつけたようですね。
…ここまで「姫」を乱造されると、正直ちょち「水を差された感」を感じてしまわないこともありません。


正直言って、彼女は今はまだ「話題先行」の状態でしょう。
厳しい言い方ですが、「彼女がいることによって、関西独立リーグや神戸9クルーズの存在が広く知られるようになれば…」といった打算が球団サイドになかったとは言い切れません。


それでも。
せっかく育とうとしている才能なのですから。
「女であるがゆえの悩み」で彼女が潰されないように、最後まで成長を助けていってほしいと思うのです。
JRAの増沢(旧姓:牧原)由貴子騎手や細江純子元・騎手などのように、時期が過ぎると顧みられることもない…というのでは(←ちょっとキツい言い方かな?)、希望に燃えているであろう彼女にあんまりというものです。
男社会に飛び込んでいくのですから、どうしても「性差の壁」に悩む部分も出てこないとも限りません。いわゆる「セクハラ」などにその身をさらされる危険だって皆無とは言い切れません。どうか…数年後にこの日のエントリを「これが輝かしい第1歩だったんだよなあ…」と、何の引っ掛かりもなく見られますように…。


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