やはりダメでしたね…

ダイワスカーレットの引退が決定しました。


ダイワスカーレット引退 JRAが正式発表」(http://www.sanspo.com/keiba/news/090216/kba0902161732016-n1.htm

昨年、牝馬として37年ぶりに有馬記念を制し、今季は海外遠征を視野に入れていた女傑ダイワスカーレット(栗・松田国、牝5)が16日、大城敬三オーナーと生産者の吉田照哉社台ファーム代表の会談の結果、現役を引退することが決まった。
ダイワスカーレットフェブラリーS(22日、東京、GI、ダ1600メートル)を目標に調整されていたが、12日に左前脚の浅屈腱炎を発症。同レースを回避し、今春の最大目標であったドバイ・ワールドC(3月28日、ナドアルシバ、ダ2000メートル)への出走も断念した。
同馬を管理する松田国英調教師は「これだけの馬ですので、引退することになったのは非常に残念です。昨日、山元トレセンからの連絡で、球節は痛くない状態で、ウォーキングマシンの運動をはじめるという報告を受けています。痛くない状態で、繁殖として牧場に戻せることになってほっとしています。ダイワスカーレットの子供たちが楽しみです」と、繁殖に期待を込めたコメントを残した。
オーナーの大城敬三氏は「引退という結果になって、大変残念に思います。今後は、スカーレットの2世がまたターフで活躍することを期待しています。現役の間、全国のファンの皆様から暖かい応援をいただきましたことと、競馬関係者に対しまして、深く感謝いたしております」と語った。
社台ファーム吉田照哉代表は「今年一年は競走馬として、フェブラリーSをはじめ、海外へも挑戦させたいと考えていたので、大変残念です。牝馬として37年ぶりに有馬記念を勝ってくれたことに大変感謝しています。これだけの馬なので、繁殖牝馬として素晴らしい子供を出してくれることを期待しています」と引退を惜しんだ。
また、注目が集まる初年度の交配相手は、今年から日本で種牡馬となるフランス馬チチカステナンゴに決定した。チチカステナンゴは現役時代、パリ大賞典(仏GI)、リュパン賞(仏GI)など通算14戦4勝。種牡馬として仏ダービー馬ヴィジョンデタなどを輩出し、08年度仏総合種牡馬ランキングでは4位に入った。
ダイワスカーレットは父アグネスタキオン、母スカーレットブーケ、母の父ノーザンテーストという血統で、半兄に皐月賞天皇賞・秋安田記念などGI5勝のダイワメジャー、近親にはダートGI6勝のヴァーミリアンなど重賞勝ち馬がズラリと並ぶ“華麗なる一族”。
JRA通算12戦8勝、2着4回のパーフェクト連対で、GIは桜花賞秋華賞エリザベス女王杯有馬記念の4勝。生涯獲得賞金は7億8668万5000円。


(写真:秋華賞を制したダイワスカーレット

…もともと脚元弱そうな印象ありましたしね、ダイワスカーレット
古馬になってから、あの「使うだけ使う」マツクニ厩舎がレースに出すに出せなくて慎重なローテーションを組んでいた(ように見えた)ぐらいですし。
こうなってしまったからには、引退は致し方ないところだと思います。


しかし、あの天皇賞・秋の「2cm差」は、本当に歴史に残る差になってしまいましたね。
あのハナ差が逆だったとしたら、昨年の年度代表馬ダイワスカーレットが選ばれていたはずですから。
フジテレビの競馬実況で、ウオッカのことを「彼女の鼻があと2cm低かったら、日本の競馬の歴史は大きく変わっていたことだろう」と言ったアナウンサー、至言だったと思います。


12戦パーフェクト連対は、シンザンに次ぐ記録であったはずです。
連続連対記録だとビワハヤヒデとかも上に行きそうですが、彼は最後のレース故障で5着に敗れていますしね。
ともあれ、名牝の志半ばのリタイアは残念ですが、あとは仔に夢を託すことにしたいと思います。彼女の生命に危機はなく、彼女の仔をこの先見ることができる、それだけでもまだよしとしなければならないと思います。


さて。
初年度の交配相手は、チチカステナンゴだとか。
「…チチ? カス?」とイマイチ名前ピンとこないウマなのですが。


グアテマラのマヤ・キチェ高原にある都市の名前が付けられたのだそうですね。
キチェ族の言葉で「紫のイラクサがある町」という意味なんだとか。


社台ファームサンデーサイレンス系の繁殖牝馬に交配させるために自信を持って購入してきた種牡馬なんでしょうね。
数年後「第2のサンデーサイレンス」になることができるんでしょうかね。


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