残念ですね…

「【札幌記念】ブエナ凱旋門断念、秋華賞目標に」(http://www.sanspo.com/keiba/news/090824/kba0908240509008-n1.htm)。

第45回札幌記念(23日、札幌9R、GII、3歳上オープン国際、定量、芝2000メートル、1着本賞金7000万円=出走16頭)クビ差の明暗−。7番人気のヤマニンキングリーが先行策から早めに抜け出し、断然人気の2冠牝馬ブエナビスタをクビ差抑えて優勝。柴山雄一騎手(31)=美・フリー=は昨夏のクイーンS以来1年ぶりの重賞V。タイム2分0秒7(良)。惜敗したブエナは挑戦を表明していた仏GI凱旋門賞(10月4日)を断念。秋は国内に専念し、秋華賞牝馬3冠を目指すことになった。


札幌記念でクビ差2着に敗れたブエナビスタは、凱旋門賞挑戦を断念することになった。レース直後、松田博資調教師と生産者のノーザンファーム吉田勝己代表が協議して決めたもので、秋は国内に専念する。
「勝ったら行くという条件だった。無事にさえ走ってくれたらいいと思っていたが、(馬主の)会員さんがいるので早めに言わないといけない」。松田博師はレース内容には悲観していなかったが、“前哨戦”を取りこぼした点を重視した。
もうひとつの理由に馬体重がある。ブエナが調教終了後の19日に計測した体重は460キロだったが、23日に発表されたのは454キロ。札幌に滞在していたというのに、4日間で6キロ減。「桜花賞と同じ目方やった。この調子では(フランスに)輸送したら減りそうだし、体調の維持がどうかと思う。凱旋門賞は来年以降も行くつもりはない」と師はフランスへの輸送にも不安を抱いた。
圧倒的1番人気に支持されたブエナはメンバー最速タイの上がり3ハロン35秒1で伸びてきたが、ヤマニンキングリーに届かなかった。スタートして1コーナー手前までは、これまでのブエナからは信じられないような引っ掛かる場面も。「返し馬でもカリカリしていたし、雰囲気は春と違っていた。それでも最後は伸びていた」と安藤勝己騎手は休み明けで少しテンションが高かったことを悔やんだ。遠征断念については「残念だけど、まだ若い馬だから無理しない方がいい」と語った。
このあとは北海道安平町のノーザンファームに放牧に出され、牝馬3冠のかかる秋華賞(10月18日、京都、GI、芝2000メートル)が目標となる。(高尾幸司)


(写真:札幌記念クビ差2着で凱旋門賞挑戦の夢は破れた。戦いを終えたブエナビスタの視線の先は−=札幌競馬場(撮影・高橋茂夫))

…写真のブエナビスタの表情。
どこか寂しげですねえ。


行く行かないは厩舎サイドとオーナーの決断なので。
外野が口を差し挟むべきではないとは思います。


ただ。
「負けたから、やめた」というのは。
どうなのでしょうか。


札幌競馬場は。
小回りコースで。
追い込み脚質のブエナビスタ向きではありません。
クビ差で敗れたとはいえ、内容的には悪くないものだったと思うのです。


凱旋門賞は。
斤量的に、3歳馬が大いに有利なのはよく知られていることです。
逆に言えば、今年を逃せば、ブエナビスタ遠征のチャンスは永久にないと言っても過言ではないはずです。


本気で凱旋門賞を目指すのなら。
オークス勝って、一息入れた段階でフランスに輸送し。
ヴェルメイユ賞あたりをステップに凱旋門賞に臨めばよかったのだと思います。
初めから向いてはいないと分かっていたはずの札幌記念など中途半端に使わずに。


なんかこう…ケチがついちゃった印象ですね。
京都内回り2,000mで行われる秋華賞もまた、決してブエナビスタ向きではないはずです。
それこそ、レッドディザイア的には「ブエナビスタに一矢報いる最大の舞台」なのではないかと思うのです。


秋華賞
みんなが思っているほど「ブエナビスタで鉄板」ではないと自分は思います。


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