フラストレーションばかりの週末

まさか4−0の試合をひっくり返されるとは思いませんでしたよ奥さん。


4回で増井引っ込めてサイレントKを出す意味があったんですか? 故障明けの増井の肩をかばって? だとしても…サイレントK以外にいくらでもいたんじゃないですか? オリックスが左打者続く場面だったから? もうその病的なまでの「左右信仰」も大概にしてくださいよ。
開幕2戦目に匹敵する「監督の采配で落とした試合」だったと思います。しかも、スポーツ報知のホームページに掲載されていた、サイレントK起用に関する88番のコメントが「左(打者)が続くところで、ちょっと見てみたかったんだけど…」。「ちょっと見てみたかったんだけど…」ぢゃ・ねーよ!(←慎太郎風) アンタのアタマん中はどーなってんの!?って言いたくもなりますよ。いいですか、Boldで強調しときますから。もう1つも無駄に落とせない局面なんですから!


この敗戦で、今週の成績は「1勝3敗1分」。「目標はズバリ『4勝1敗』」なんてトンでもない。まさか下位2チームに脚元掬われるなんて思いもしませんでした。
球団ホームページでは「諦める理由などない」の文字が景気よく踊ってますが、自分はもう「諦める理由」を探してる状態です。こんなチグハグな状態で優勝なんておこがましいにもほどがあります。運がよければクライマックスの最後の椅子に滑り込むことができるかなあ…ぐらいの期待値です。
西武をスイープした先週の日曜日には、今日の惨状を想像だにしませんでしたよ、ハァ…。


常々、自分はフロントのトレード戦略の失敗を指摘して、「これでクライマックス進出が果たせなかったらGMと編成スタッフは切腹モノ」と語っていますが。
今日、ちょっと古い記事ですが、こんなの見つけましたので、引用させていただきます。


「緊急トレードで露呈した日本ハムの内部亀裂」(http://npn.co.jp/article/detail/71740150/

開幕4カードを終え、2勝8敗1分け。昨季のパ・リーグ覇者、梨田日本ハムは最下位である。この時期に順位を語るべきではないが、横浜ベイスターズとのトレードをまとめたところからして、チーム内に「このままではマズい」という焦りもあったのは明白だ。その「江尻慎太郎石井裕也」のトレードについて、日本ハムの現場とフロントで考え方が合致していなかったのは、各メディアも伝えている。
梨田昌孝監督(56)が横浜から来る石井について「まずは二軍で様子を見てから」と即戦力として見ていないことを明かせば、チーム編成を預かる山田正雄GMは「リスクは承知で行ったトレード」と言い切った。梨田監督が「江尻の放出に最後まで反対した」とされ、フロントと現場の関係亀裂を伝える声もないわけではない。


プロ野球OBの1人がこう分析する。
「梨田監督を昨季、チームを優勝に導き、再契約を勝ち取りましたが、フロントとの関係亀裂を囁かれてきました。たとえば、中田翔の起用法です。フロントは『将来のため、我慢して使ってくれ』という考え方。梨田監督は『レギュラーは与えるものではなく、奪うもの』と考えています。この程度で衝突することはありませんが、いろいろなことが積もり積もって…」
放出された江尻だが、ある意味で「梨田イズムの象徴的選手」とも目されていた。江尻は故・小林繁投手コーチの勧めでサイドスローに転向している。この投球フォームの改造についてはチーム内にも賛否両論があったが、梨田監督は故・小林コーチの今季からの一軍昇格を決めていた。その背後には吉井理人・前一軍投手コーチとの衝突も重なっており、『反乱分子』を遠ざけ、シンパの故・小林コーチを呼び寄せることで自身の発言力を増そうとした。


同じ近鉄出身の吉井コーチと衝突した理由は、以下の通り。
「ひと言で言えば、捕手目線(梨田監督)と投手目線(吉井コーチ)の違いですよ。吉井コーチは攻めていて出してしまった四球は仕方ないとし、梨田監督はその考え方に真っ向から反対でした」(球界関係者)
小林氏の急死後、日本ハム球団内には吉井コーチの一軍再登録を押す声も多かったが、梨田監督が反対した。
「吉井コーチは派閥を作るタイプではありません。一匹狼的なところもある」(同)
どの球団も必ずしも一枚岩ではない。対立した者同士が裏で悪口を言い合ったり、監督やフロント有力者に媚びたりと醜い争いごとが繰り返されている。
日本ハムは小笠原(道大)のFA退団を引き止めなかったように、ドライなチーム編成を行います。5月GW明け、あるいは交流戦あたりをメドに浮上のきっかけも掴めないようなら…」(前出・同)


梨田監督にも“ドライな措置”を下されるだろう。そのとき、フロントが現場の中核に据えるのは二軍コーチに“左遷”されていた吉井コーチだという。開幕序盤で焦る必要はない。繰り返しになるが、球団フロントは「このままでは…」の危機意識があるから、トレードに動いたのである。
「オフにまとめたトレードにしても、梨田監督が放出に反対した選手がいました。現場コーチスタッフのなかには『放出要員を見誤ったフロントにも責任はある』との声が出ています」(前出・プロ野球OB)
昨季の覇者・日本ハムの亀裂は深刻だ。この手のわだかまりは勝つことで払拭されるのだが…。

…この話。
飛ばし記事」的な部分がないこともないのですが(吉井コーチ絡みのくだりとか)。
なかなかに興味深く読ませていただきました。


ポイントは2つ。
「慎太郎とサイレントKのトレードは、梨田監督は反対したものの、GM主導でフロントが押し切る形で実現した」というところと。
「オフのトレードでチームを去った選手のなかには、梨田監督が放出に反対した選手がいた」というところです。


前者については…言葉ありません。左の駒が欲しかったのなら、もっと違ったチーム、もっと違った投手とのアプローチだったらまだ気持ちの整理もつけられようというものですが…。慎太郎を出してまで取ったサイレントKが残した結果を見るに、言葉は乱暴ですが「…この程度の投手を取るために慎太郎が出されたの?」と言いたくもなるのです(サイレントKのファンのみなさんごめんなさい。偽らざる本音です)。
後者は、おそらく直人か弥太郎のことだと思います。稀哲と並ぶチームのムードメーカーで数字以上の貢献をしていた直人、誰よりも早い時間から黙々と練習していて若手のよきお手本になっていた弥太郎、ホントに「…なんで?」と言いたくなります。しかも…入れ替わりで来た松家、加藤武治、関口の今シーズンの結果を見るに…いや、繰り返しになるので省略しますが。


ホント。
フロントに対して「バッカじゃなかろかルンバ」((C)ノム)の一言も言いたくなるというものです。
クライマックスに出られなかったら…切腹はまあ冗談にしても「GM辞任、編成部は全員解雇」ぐらいの断固とした措置を取ってもらいたいものです。
それで、現場の望むチーム編成をしてなお、88番が采配を誤るようでしたら…そのときこそが「監督交代を!」というプロセスになると思うのです。


叶わない夢なのを承知で書きます。
シーズン終了後、直人と慎太郎をベイスターズから呼び戻してもらいたいなあ…と思います。
昨日、今日なんかも、代打であと1枚足りない現状で「…直人がいればなあ」と思わされました。直人が現在ベイスターズでガンガン使われているのなら諦めもつきますが、あまり活用されていないみたいですし…。だったら、ベイスターズに頭下げてでも連れ戻してもらいたいなあ、って。
慎太郎は…言いたかないけどかなり好不調の乱高下激しいピッチャーだし、もう33歳だし、ファンの中には札幌ドームで慎太郎の名前がコールされるたびに露骨にイヤな反応していた連中もいるくらいだし、ましてやベイスターズである程度結果を残しているからチームが手放さないだろうし…で実現はほぼ不可能だとは思いますが、それでもまた27番を背負ってピンチをピシャリと抑える慎太郎を見てみたいと思うのは自分だけでしょうか? 少なくとも、今日の試合見る限りは、サイレントKよりはやってくれるとは思うのですが。


これから先。
ファンの矜持として応援は精一杯続けますが、あまり過大な期待は抱かないようにしたいと思います。
そうでないと…今日みたいな負け方したとき、息が苦しくなってしまうぐらいツラいです(実話です)。
願わくば、9月18日に札幌ドームで観戦するときまでにクライマックスシリーズ進出の目が消えていないことだけを祈ります。
高い交通費かけて北海道に行く意義が霧消してしまいますから。


★★もう「3位〜Bクラスがデフォ」だった東京時代とは違うのです。人気blogランキング★★