…恐れていた知らせが。

シーズンが終了すると。
イヤな知らせを耳にする季節になります。
そう、トレードや戦力外通告の報道です。
避けては通れない道とはいえ、身につまされるものがあります。


昨日も、木下達生、豊島明好の若い2人の投手が「来季の契約を結ばないことを通達」と発表があったばかりですが。
今日は超弩級のリリースが出されました。


「坪井選手退団のお知らせ」(http://www.fighters.co.jp/news/detail/1624.html

本日10月2日(土)、北海道日本ハムファイターズ 坪井智哉選手(36)の退団が決まりましたので、お知らせいたします。


◎坪井選手コメント
「コーチ就任という、有難いお話も頂きましたが、自分としてはまだプレーヤーとしてやりたいという、アホでわがままな選択をさせて頂きました。モチベーションは『野球をするのが好き!』、これだけです。怪我もやっと治りましたし、今一度自分の可能性にかけてみたいと思います。最高のチームメイト、最高のファンと出会えて、本当に幸せでした。これからも坪井智哉を見守っていてください。いつかまたファイターズに貢献できる日が来ることを。切に願います」

日本ハムの坪井が退団 現役続行を希望」(http://www.daily.co.jp/newsflash/2010/10/02/0003499949.shtml

日本ハムは2日、坪井智哉外野手の退団を発表した。2軍打撃コーチ就任を打診されたが、現役続行を希望した。昨季は代打の切り札としてチームのリーグ優勝に貢献したが、今季は座骨神経痛など故障に悩まされ、出場36試合、打率・234、9打点と低迷した。
坪井は球団を通じ「まだプレーヤーとしてやりたいという、アホでわがままな選択をさせて頂きました。ケガもやっと治りましたし、いま一度自分の可能性にかけてみたいと思います」とコメントした。

…ある程度、覚悟はしていました。
実は、自分、昨日のエントリで「大トレードの予感」と書いたのですが、なんとなく「…坪井は出されちゃうかもなあ」と予感めいたものを感じずにはいられませんでした。
それが、まさかトレードではなく戦力外扱いだなんて…。


もっとも。
球団としては「鎌ヶ谷の打撃コーチに」という形ではあるものの、坪井を必要としたという部分においては、4年前とは全く違う形での意思表示だったのだと思います。
坪井本人の現役続行への意欲が固かったため「退団」という形になってしまっただけで。
双方納得づくでの今回の結論であれば、致し方なしだと思います。


チャンスに強い坪井に、何度助けられたことでしょうか。
札幌ドームに告げられる「代打・坪井」のアナウンス、「カッコ悪い道を選んだ男 カッコ悪い夢を選んだ男」という入場曲、「PLー、青学ー、東芝ー、坪井ー!」という応援歌…これらに何度胸を躍らせたことでしょう。
今となっては、先日のドーム参戦でそれらを1度でも生で味わうことができたのは、自分にとってかけがえのない体験だったと思います。


とことん納得のいくまで現役にこだわってほしいと思います。
坐骨神経痛さえ完治すれば、まだまだやれるはずですから。
もしかしたら、来年、他球団のユニフォームを着た坪井にしてやられる場面に何度か遭遇させられるかもしれませんね。


そして。
いつかまた縁があったら、ファイターズのユニフォームを着た坪井の姿を見てみたいと思います。
本人の「いつかまたファイターズに貢献できる日が来ることを。切に願います」というコメントを信じて…。


★★次のチームでも「PLー、青学ー、東芝ー、坪井ー!」はぜひ続けてほしい。人気blogランキング★★