雪の華

スノーフェアリーに不安があるとすれば「速い時計に対応できるかどうかは疑わしい」点だと思っていました。それゆえ、英愛オークス2冠馬でありながら、様子を見る程度の△評価としたのですが…いやはや強かったですね。
今回のレース、このウマにとってラッキーだったのは、「良発表ではあったものの、実際はかなり時計のかかる馬場だった」点でしょう。勝ち時計の2分12秒5は、2001年にトゥザヴィクトリーが出したレースレコードから1秒3遅れ、2着のメイショウベルーガは2分13秒2と12秒台にも届いていないのですから…力のいる馬場向きだったこのウマにとってはまたとない舞台だったと言えるのではないでしょうか。しかも…内が荒れているのを嫌って各馬が外、外と回るのを尻目に、敢然と内を突いてあれだけ切れたのですから(上がり34秒0はメンバー最速。2位のメイショウベルーガよりも0秒4速い時計です)、完勝と言えるのではないでしょうか。
しかし…今回の勝利でこのウマの強さは分かりましたが、ジャパンカップではどうなんでしょうか? パンパンの良馬場、しかも速い時計が出る東京コースで、今回ほどの完勝劇を見せられるのでしょうか? 牡牝混合戦、しかも中1週ですよ。買いかぶり過ぎはアブナイと思うのです。


メイショウベルーガ、精一杯のレースでしたが、勝ったウマにしてやられましたね。中段の位置取りも完璧でしたし、最後もよく伸びてはいたのですが…。運がなかったとしかいいようがありません。
アパパネ、これも精一杯のレースだったと思います。やはり秋華賞がピークだったのでしょうかね。多少行きたがるそぶりも見せていたのは、短距離馬だった母ソルティビッドの血でしょうかね。やはりベストはマイル前後なのかもしれません。
アニメイトバイオは…競走中に鼻出血を発症していたのだとか。大敗の原因はそこらへんぐらいにしか求められないところです。


(仮想の)馬券勝負ですが。
トリガミ。今秋初めて予想としては当てることができたものの、トータル赤字で初白星はお預けとなりました。全然つきませんでしたね、馬連6−9。
これで連敗記録は遂に自己ワーストを更新する14連敗となってしまったわけですが…ここに宣言させていただきます。


「今秋の残り6戦においても1つも白星を挙げられなかった場合は、この予想コーナーは今年の有馬記念をもって終了とさせていただきます」


どんなに調子悪いシーズンですら「全敗」という事態はいまだかつてありませんでした(「1勝10敗」なら3回ほどありますが*1)。1つも勝てない…となると、当予想コーナーを存続させる意義があるのか疑問と言わざるを得ないところです。
あと6戦ありますから、そのうちどれか1つででも白星収められればこの話はなかったことになりますが、もしダメだったら…「廃業」の文字がチラチラするのはやむを得ないでしょう。
(ちなみに…予想コーナーが終了したとしても気軽に◎○の印ぐらいは打つかもしれませんが…仮想の買い目は掲載するのやめるつもりです)


★★廃業マジック6…。人気blogランキング★★

*1:2006年春、2008年春、2008年秋。ちなみに、2006年春と2008年春は「10連敗を最終戦宝塚記念で止める」というなかなかに薄氷の全敗脱出劇でした。2008年秋に唯一白星を収めたのは阪神ジュベナイルフィリーズです。