橘のにほふあたりのうたたねは夢も昔の袖の香ぞする

今年の3歳戦線は、例年になく混戦模様を呈しています。
このレースにしてもまたしかり。「マイルこそ適距離!」とここを目標にしているウマもあれば、桜花賞皐月賞からこちらに矛先を向けてきたウマもあり、ヴァラエティに富んでいます。
難解ながらも例年のデータを参考に仕留めたい、NHKマイルカップの予想です。

◎17.コティリオン
○8.プレイ
▲14.アイヴィーリーグ
☆1.リアルインパクト
△9.ヘニーハウンド
△16.アドマイヤサガス
△11.テイエムオオタカ
△2.リキサンマックス

…まずは、毎年紹介させていただいている、このレースの予想の方針を改めて今年も挙げさせていただきたいと思います。

  1. 東京芝1,600mは「マイルのスペシャリスト」よりもむしろ「1,800m〜2,000mぐらいもイケるウマ」のほうを重視
  2. マイル以上の経験がないウマは基本的には軽視してよし
  3. ここ10年は毎日杯GIII)組が良績残している
  4. ニュージーランドトロフィーGII)組は、勝ち馬よりも、むしろ大敗組の巻き返しのほうがコワい
  5. 当日の芝のレースの結果から、先行勢有利か追い込み勢有利か類推すべし

1.はいつも言っているとおりです。今回の予想でも重視しました。特に重賞で連対経験のあるウマで◎○を打ったくらいです。2.は言うまでもないですね。勝ってなくても出走経験があればいいと思いますが、下級条件であったとしてもマイル以上の勝ち鞍あることが望ましいですね。
3.については…クロフネキングカメハメハディープスカイ、そして昨年の勝ち馬ダノンシャンティと、実に4頭が毎日杯1着からの連勝です。もっとも…今年の勝ち馬レッドデイヴィスはセン馬で出走権なしなので、勝ち馬と差のない2着だったコティリオンが対象馬となります。
対する4.ですが…ニュージーランドトロフィーは、震災の影響で今年は阪神開催でした。全くノーデータと言ってもいいくらいなので、4.についてはあまりこだわらなくてもいいかもしれません。ただ…大敗組の巻き返しは要警戒です。
5.については…今年はなんとも言えません。先行馬が粘ったレースもあれば、追い込みスパッと決まったレースもありますし。


…以上のファクターから検討してみたのですが。
考えれば考えるほど、1番人気の13.グランプリボスは無印という結論に至らざるをえませんでした。マイルでGI勝ちを収めたといっても、それは中山でのこと。距離適性以上にスタミナも併せて要求される東京マイルをサクラバクシンオー産駒が勝ち切れるでしょうか? 3着ぐらいはありそうなので警戒は必要ですが、今回はあえて消して勝負に出たいと思います。
毎日杯2着の2番人気コティリオンに◎を打ちました。状態は最高だと思います。ここを快勝するようなら日本ダービーという目だってあると思います。
差のない○はプレイを抜擢しました。こちらも2,000mの弥生杯(GII)で2着と距離はまだまだいけますが、マイルは合うと見ました。うまく先行できればしぶといと思います。
さて、2戦2勝の抽選突破組アイヴィーリーグですが、坂路を駆け降りる脚は軽快そのものでした。初めての重賞がいきなりのGIで、ここが試金石となるところですが、状態面においては不安はないと思います。
リアルインパクト、少なくとも前走より悪いということだけはないと思います。1,400mとはいえ東京コースで重賞経験あるのも好材料。ただ…馬体がさほど戻らなかったのだけは気がかりです。
さて…今年はあえて上記2.に当てはまらないウマを1頭抜擢しました。ヘニーハウンド、すごくプンプン臭うんですよ。矢作厩舎ならむしろこちらだと思います。1,600mは…やってみなけりゃ分からないところですかね。大勝も、大敗も、どちらもありえそうです。
アドマイヤサガス、本当に15番人気なんですか? 出来上がってますよ。波乱の片棒担いでくれると実にオイシイですね。追い切りでよく動いていたテイエムオオタカ、無欲の逃げに賭けたいリキサンマックスまで押さえます。
3.エイシンオスマンニュージーランドトロフィーから直行なら重い印打ったと思いますが、中1週→中2週→中1週ですよね。さすがに見送りです。実力は認めるところなので、秋に期待したいのですが…使い詰めの影響が出ないか心配です。
(仮想の)馬券勝負ですが、今回は馬連でいきます。17.から1.2.8.9.11.14.16.への7頭限定ながしを1,000円ずつ、8.から1.2.9.11.14.16.17.への7頭限定ながしを1,000円ずつ、さらに1.2.9.11.14.16.の6頭ボックスを500円ずつ、計21,500円で。


★★馬券勝負の結果も…大勝も大敗もありえそう。人気blogランキング★★