住の江の岸に寄る波よるさへや夢の通ひ路人目よくらむ

杉本清さんの「あなたの、そして私の夢が走ります」という実況も、なんかもう懐かしいものになってしまいましたように感じます。
「ドリームレース」とはいうけれど、ヴィクトワールピサやヒルノダムール、アパパネは出て来ず、メンバー的にはちょっとだけさびしい感じがしなくもありませんが、それでも復権を賭けるブエナビスタの走りには注目が集まります。
このレースのためだけにつくられたファンファーレが個人的にはけっこう好きなのです。バカみたいに手拍子を取りづらく（現場ではしてるんだろうけど）、荘厳なメロディーラインで。
春最終戦、馬券勝負ウンヌンも抜きで気持ちのいいレースが見たい、宝塚記念の予想です。

◎４．エイシンフラッシュ
○８．ブエナビスタ
▲２．アーネストリー
☆１．ナムラクレセント
△９．ローズキングダム
△14．トゥザグローリー
△10．ドリームジャーニー

人気の一角となっている３．ルーラーシップは無印です。あれだけ報道で夏負けが囁かれているのに人気になっているのが理解できません。（追記：レース後、夏負けの症状がチラホラと出ていたのはルーラーシップではなくトゥザグローリーであることが分かりました。深くお詫びして訂正します。ギャー危なかった！）それでも状態はさほど悪くはなさそうですが、前走金鯱賞（ＧII）の鮮やか過ぎる勝ちっぷりを見てると反動も心配です。
馬券の軸としては、ブエナビスタはかなり高い信頼を置いてもいいはずです。今回もヴィクトリアマイルのときよりは条件面においてはいいはずです。ただ…追い切りはピリッとしませんでしたねえ。いや、十分合格点は与えられるんですよ。ただ、このメンバー相手でこの程度の仕上がりでいいの？と思わずにはいられません。確実に上位、それも馬券圏内、さらには連には喰い込んで来ると思いますが、絶好調のウマに１頭足元を掬われるのが目に浮かぶようです。
というわけで、最近自分よくやるパターンなのですが、「ブエナビスタは２着！」と決め打ちして、あえて○評価を打ちたいと思います。
そうなると、ブエナを負かすことができる可能性のあるウマに◎を打つことになります。アーネストリーは最後の最後まで迷いましたが、ここはエイシンフラッシュのほうにします。日本ダービーのように最後にとてつもなく速い脚を見せることができれば、あるいはブエナを抑え切ることができるのではないかと期待したからです。「強い４歳世代」はここでも中心になると見ました。ブエナよりは前目で競馬して多少早めに動くレース展開でしょうかね。心配なのは…後方待機で大外ブン回す「安藤勝己クラスタ」が爆発しやしないかという点だけ。主戦の内田博幸が怪我で乗れないのはつくづく痛いですね。
アーネストリー、いいですよ。追い切りが圧巻でした。４歳世代以外は軽視するつもりでしたが、思わず重い印打たずにはいられませんでした。ここと決めて勝負打つときの佐藤哲三も不気味ですし、自分のレースに徹することができれば、あるいは…一気の戴冠があってもおかしくはありません。金鯱賞３着からの臨戦も好印象です。
ナムラクレセントも調子よさそうだったのであえて抜擢しました。このウマ、実際に走ってみないと何とも言えない部分もあるのですが、波乱を起こすならこのウマも可能性あると思います。
ローズキングダムはよくなってきていると思います。今回は何と言っても「武豊をスイッチしてでも勝ちに行く」陣営の勝負姿勢を高く買いたいと思います。今までのこのウマとは違った側面を引きだすことができれば…あるいは。トゥザグローリー、これまた「強い４歳世代」、2,200ｍはベストではないでしょうか。（追記：前述のとおり、夏負けしてたんですね、このウマ。ちゃんと検討していれば印打ちませんでした。申し訳ありませんでした）
もはや「古豪」になってしまった感のあるドリームジャーニー、状態は悪くないです。１度勝利を収めているレースだけに、復活を期したいところだと思います。このレヴェルの出来なら△打つには値すると思います。
（仮想の）馬券勝負ですが、今回は馬連＋３連単のコンボでいきます。馬連８．から１．２．４．９．10．14．へ６頭限定ながしを2,000円ずつ、３連単８．から１．２．４．９．10．14．軸１頭２着ながし（組合せ数30）を200円ずつ、４．８．から１．２．９．10．14．へ軸２頭マルチ（組合せ数30）を200円ずつ、計24,000円で。◎はエイシンフラッシュでも、馬券の軸はあくまでもブエナ。大赤字挽回のために、ここは手厚く勝負です。

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