怒涛の入学式

というわけで。
「3日遅れの便りを乗せて」というかつての歌の文句ではありませんが、大学院入学式のレポートをば。


11時過ぎ、京都に到着。
昨年12月の2次試験以来でした。
あのときも雨でいささか難渋しましたが(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20061209#p1)。
この日の京都も、今にも泣き出しそうな空模様。

京都タワーも、こんな感じでした。
「…おいおい、天気予報で降るなんて言ってなかったから傘持って来なかったぞ自分」と、思わずボヤく自分。
この日は、さすがに「入学式」ということもあって、「ほぼ一張羅と言っても過言ではない、タケオ・キクチの勝負スーツ」*1で上洛したので、雨に濡れやしないか、かなり心配でした。


式まで比較的時間の余裕があったので。
地下鉄には乗らず、あえてバスでキャンパス最寄のバス停「千本北大路」まで。
ちんたらと進むバスに内心多少の焦りを覚えたものの*2、なんとか受付開始時間ちょうどぐらいに到着。


受付を済ませ。
もろもろの書類の入った封筒を受け取ると。
書類に混ざって、真新しい学生証が。
…いや、気分引き締まりましたねえ。「修士課程 文学研究科 日本史学専攻 1回生」の文字に。もっとも、真っ先に思ったのは「…これでMicrosoft製品買うときは学割使えるな」だったのもまた偽らざる事実なのですが(笑)*3


セレモニー的なもの*4が終了し。
専攻別に分かれてのオリエンテーションに移行。
日本史学専攻は…比較的人数少なかったですねえ。2次試験のときはもっとたくさんいたはずなんですけど。もっとも「日程的に都合悪くて欠席」だった人が少数ですがいた可能性もありますし、なんとも言えないところです。


3月下旬に提出した「修士論文・研究テーマ」にのっとって。
指導教官が内定していました。
で、早速その先生の研究室へお邪魔して。いろいろと面談。
…いきなりアドヴァイスいただいちゃいました。「…『天皇陵治定問題』全体を扱うとなるとテーマが広すぎるので、もう少し時代なり、対象なり、的を絞ったほうがいいと思いますよ」と。
はい先生、それ、私自身も昨今考えないでもなかったところなんです。もう少しの間悩み考える時間をください。一生モノにしたい研究テーマですので。


研究室を辞去する頃には。
ポツリポツリと、雨が降り始めていました。


そんな「雨に烟る京都」ではありましたが。
桜は「まさに今が盛りと咲き誇る」頃でして。
宿願だった「満開の桜に迎えられての入学式」を実現できたのはラッキーでした。
天気が崩れたことだけが残念でしたが。大学は入学式も卒業式も天気よかったのに…。



↑千本北大路の交差点近くにあった満開の桜を思わずパチリ。


これから先。
険しい道が自分の往く手に待っているかもしれませんが。
この日の感慨を忘れずに、「学びの道」を邁進していきたいものです。
まさに「初心忘るべからず」((C)世阿弥)。


★★「アフター編」はエントリ改める形で。人気blogランキング★★

*1:5年前に某番組に出演したときからずっとこの格好です。いい加減で2着目拵えたらどうだ自分。

*2:そういや、大宮通りを上がっていったバスは壬生周辺も通りました。あの暑かった夏の日がウソみたいです。

*3:いや笑いごとではない。けっこうな割引率ですからね。家計を助けるためには「ソフトの買い物は在学中に(あえて「修了前に」と書かないところが哀しい(笑))」は絶対条件ですから。

*4:内容的にいろいろ「濃い」もので、ぜひここで一部始終を語りたいところではあるのですが、学校名バレにつながるので(←「何を今さら…」という話もある)「あえてカット」ということで失礼します。