りんぐわんでりんぐ

大学院がらみのエントリです。


レポートのほうは、日常の合間合間を見ながら少しずつこなしてはいるのですが。
迷走状態にある修士論文のほうが、まったく進んでいくメドが立ちません。
一応、母校である大学図書館で『諸陵周垣成就記』、スクーリングの際にやはり大学院の図書館で『廟陵記』(狭山文庫本)なんぞ複写して、ちょっとずつ資料収集はしているのですが、まだまだプロットも構築できていない状態です。
いかんです。


そんななか。
弊ブログからアンテナ登録をさせていただいているブログ「平安京閑話」の管理人でいらっしゃる、同志社女子大学の山田邦和教授が、去る5月16日に「平安京天皇陵―大規模陵墓から仏式陵墓へ―」と題した講演をなさったという記事を拝見しました。
メチャクチャ気になります、その講演の内容。自分の研究に複層を持たせていただくことができそうな、とても興味深いテーマです。


現在、自分が最も気になっているのは。
「中世において荒廃に任せ、その所在が不明となってしまった天皇陵が、元禄期から文久期にかけて、いかにして治定され、修復されていったのか」というテーマなのですが。
「あまりに広範にわたり過ぎるテーマであるため、少し的を絞って論じていったほうがよい」と再三担当教官に指導を受けています。
なるほど、もっともです。天皇陵といっても山のようにあるわけですし、「広く浅く」ではとても修士論文に値する内容にはなりえないでしょうし。
「…平安期の天皇の陵墓に特化して研究を進めていこうかな」と少し方向転換を考えていた、ちょうどそんな矢先にこの講演を見つけたので、学ぶところがとても多そうだな…と思うのです。


まあ…幸か不幸か、まだまだ修士論文をまとめていく時間はありそうなので(←え?)。
うんと悩んで進めていこうと思っています。
「悩むのは悪いことではありません。悩むだけ、あなたは大きくなるお方だ」という『新選組!』での山南敬助の言葉を、都合のいいように自分自身に当てはめて、無理やり納得させることにします。
「…悩んだ分だけ大きくなれるのか自分は?」という疑問は、この際棚上げということで。


★★悩んでも進んでくれさえすればいいんですけどね。しっかりしろ自分。人気blogランキング★★