酔いどれ天使

大学時代の後輩と夕食を共にするために。
授業が終わるや、ソッコーで駆け出し、阪急に文字どおり飛び乗って梅田に向かいました。


生のジョッキ4杯。
自分としては、けっこう飲んだ方です。


さて。
後輩と別れ、京都方面に戻ってからの話です。
大宮駅で予定通り下車し、「四条通りを東へ→四条堀川で北へ」というルートでホテルに戻る予定でした。


地上に出たら。
ほろ酔い気分の頭に文字通り「冷水をかける」ようなゲリラ豪雨
あっちゅー間に酔いも醒めました。


雨で視界もままならぬなか。
必死に四条通りを東に進んでいる…はずでした。


目の前にある交差点の表示は「大宮高辻」。
「…京都の警察もいい加減だなあ。標識間違ってやがる」と悪態を突く自分。


…いい加減なのは自分でした。
事態に気がついたのは、そこからさらに進んだ地点のバス停が「大宮松原」だった時点。
「…えーっと、四綾仏高松万五条*1だから、え?」。


そうです。
四条通りを東に進んでいるつもりが。
酔っ払ってた自分は、大宮通りを南に下っていたのです。
あまつさえ、「綾小路通り」「仏光寺通り」「高辻通り」と横切り、「松原通り」に至るまで、事態の真相に気がつかなかったのですから、どれだけ正常な判断能力欠いていたのでしょう自分。


一気に身体重くなりました。


…その瞬間。
車が水たまりをはね上げ。
身体中びしょ濡れに。
「頭を冷やせ」という天啓だったのでしょうか?


もはやホテルまで歩くだけの気力もなく。
空しく、通りかかったタクシーに転がり込んだのでした。
そんな、京都最後の夜。


…今回ばかりは。
早く神奈川に帰りたいと熱望してなりません。


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*1:京都の東西の通りの名前を諳んじるわらべうたです。詳細はこちら(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20081107#p1)をご覧ください。