ビバ陵墓マニア

「5訂版」から若干の上積みしかしてないんですけど。
以前のエントリで紹介させていただいた「実際に自分の足で訪ねたことがある陵墓」(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20101126#p1)の「6訂版」をリリースさせていただければと思います。


以下は。
自分が今までに「実際に」(←重要)訪ねたことがある陵墓*1です。

一条天皇円融寺北陵と堀河天皇円教寺陵は同一のものです。また、後鳥羽天皇大原陵と順徳天皇大原陵、光厳天皇山国陵と後花園天皇後山国陵、月輪陵と後月輪陵も同一区画内にあります。月輪陵・後月輪陵はそれぞれの天皇ごとに九重塔が立っていますし*7深草北陵は法華堂形式で内部に各天皇の遺骨が納められているとのことです。

…「◎」は行ったことがある陵墓、「●」はまだ行っていない陵墓です。
このなかには、「近くまで辿り着いたものの、実際に拝所には行っていない」陵墓は「行ったことない」扱いとして●に分類してあります。具体的には、近鉄京都線の車窓から眺めただけの成務天皇陵とかが該当します。
また、いわゆる「追尊天皇」の陵墓は入っていません。もし加えるとするならば、「飯豊天皇」の追尊を受けた飯豊青皇女の葛城埴口丘陵、「岡宮天皇」の追尊を受けた草壁皇子の真弓丘陵と、月輪陵に葬られている「陽光太上天皇」こと誠仁親王の陵も含まれることになります。


頭数で見ると、桓武、宇多、村上、明治の4天皇が追加になり、96/127*8となりました。探訪率は前回までの72.44%から75.59%までさらに上昇しています。
京都府にある天皇陵は、いよいよ完全踏破まで「マジック2」です。残るは…淳和天皇陵に土御門天皇陵。いや厄介なのが残りましたねえ。宮内庁のホームページにある淳和天皇陵の案内(http://www.kunaicho.go.jp/ryobo/guide/053/index.html)見てビビりましたよ。何ですか、「JR「向日町」・阪急電車「東向日」から阪急バス「南春日町」下車 小塩山山頂まで徒歩7km」って。駅2つ分じゃないですかそれって。しかも…小塩山、標高642mらしいし。行くときは決死の覚悟で行かないといけません。
次に行くときは、奈良市内に残る陵墓のコンプが効率よさげですね。それとも…一気に香川県まで足を延ばすかなあ。リアル『雨月物語』になりそう(笑)。


★★しつこいようですが言わせてください。自分はただの日本史マニアですよ。人気blogランキング★★

*1:あくまでも「現在宮内庁によって治定されている陵墓」です。

*2:第41代持統天皇

*3:第108代後水尾天皇、第109代明正天皇、第110代後光明天皇、第111代後西天皇、第112代霊元天皇、第113代東山天皇、第114代中御門天皇、第115代桜町天皇、第116代桃園天皇、第117代後桜町天皇、第118代後桃園天皇の11帝。

*4:第92代伏見天皇、第93代後伏見天皇北朝第4代後光厳天皇北朝第5代後円融天皇、第100代後小松天皇、第101代称光天皇、第103代後土御門天皇、第104代後柏原天皇、第105代後奈良天皇、第106代正親町天皇、第107代後陽成天皇の11帝。

*5:北朝第3代崇光天皇

*6:第120代仁孝天皇

*7:一般拝観者は陵内には立ち入りできないので、塔の様子は書籍に掲載された写真でしか見ることができません。…一応は。詳しくはこちら(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20100806#p1)をご参照ください。

*8:分母が127なのは、神武〜昭和の歴代124帝から、重祚した皇極(斉明)天皇孝謙(称徳)天皇の2代分を引き、さらに北朝の5帝を加えた数です。