ようやっとひとーつ。

日本史学特殊研究IVの第2設題、レポート脱稿。
残るは第1設題です。
残された時間は、あと2晩。
さて、どうなることやら…。


今回、第2設題のほうのレポートを執筆するに当たって。
いろいろな書籍を参考にさせていただきましたが。
そのなかでも、「町の日本史好き」、特に「新撰組好き」にオススメの1冊。


新選組 永倉新八外伝』(杉村悦郎:新人物往来社
新選組 永倉新八外伝


著者の杉村悦郎さんは、なんと永倉新八の曾孫です。
子孫ならではの、知られざるエピソードと、詳細な考証が、とても興味深いです。
この本では、「新撰組二番組長」ではない、松前藩に帰参して以降の新八の後半生が描かれています。試衛館メンバーではただ1人明治を生き抜いた彼ですが、個人的には「新撰組以降」の彼についてはこれまでは勉強が足りなかったきらいもありました(その点においては斎藤一の後半生についてもそう)。そんな自分に、新たな知識の泉を注ぎ込んでくれた、良質の1冊でした。
驚いたのは、大正4年(1915年)1月5日に77歳を一期として永眠した彼の死因が「歯の痛みに耐えきれず歯科医に頼んで葉を2本抜いてもらったところ、骨膜炎になり、さらに敗血症を引き起こした」というものであったということ。初めて知りました。さすが剣豪は死因までゴーカイです。


★★そういえば、しばらく歯医者に行ってなかった自分…。人気blogランキング★★