ウマ

清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢う人みなうつくしき

どれだけ単勝支持率を集めるのかと期待されていたレーヴディソールの突然の骨折リタイアで。 鉄板だった桜戦線は、一気に大混迷の様相となってしまいました。 満開の桜の下、多くのウマに「桜の女王」のチャンスが拡がった、桜花賞の予想です。 ◎17.トレン…

ラスト・ソルジャー

キンシャサノキセキ、堂々たる連覇達成劇でした。終わってみれば「力が違う!」と唸らされる圧勝。やっぱり1,200mはベストなんでしょうね。一緒にレース見ていたうちのチビが、勝ったキンシャサノキセキの姿がTVに映るたびに拍手してました(笑)。分かる…

たよりあらばいかで都へ告げやらむ今日白河の関は越えぬと

…目覚めたら、ドバイで「日本馬1−2」の快挙が飛び込んできました。ヴィクトワールピサにトランセンド、やってくれました。 中山競馬・福島競馬が中止…と、競馬界もモロに震災の影響をかぶっている様相ですが(皐月賞が東京競馬場開催らしいですね)、この…

マイ・ワン・アンド・オンリー

大西直宏元騎手のブログに。 サニーブライアンについてのエントリがアップされていましたね(http://ohnishi.horseman-academy.jp/article/189158444.html)。 昨年1月に、師匠である中尾銑治元調教師が亡くなりました。 そして今またサニーブライアンが逝き…

また1頭…。

サニーブライアンが逝ってしまいました…。 「97年の2冠馬サニーブライアンが死亡」(http://www.sanspo.com/keiba/news/110304/kba1103041802009-n1.htm) JRA(日本中央競馬会)は4日、97年に皐月賞(GI)と日本ダービー(GI)を制したサニー…

砂の果実

今回の敗因は。 セイクリムズンを過信しすぎたことです。 いいと思ったんですけどね。ただ…パドックで周回している姿を見たときから何となくイヤーな予感がしてきて、返し馬で不安大きくなって、スタート直後に行きたがっていた姿を見てあっちゃーと負けを確…

いのちなき砂のかなしさよ さらさらと 握れば指のあひだより落つ

…始まりますね。 2011年のGI戦線。 ダメダメだった昨年の結果を検証し、今年こそ予想の精度を上げていくつもりでしたが…暇がありませんでした。とりあえず、気分的に1度リセットして*1、1戦1戦しっかりと予想していきたいと思います。「点と点がつながっ…

私的2010年JRA賞各部門別受賞馬

「…そろそろかな?」とお待ちの皆さん(←いるの?)。 お待たせしました。 「いつもの」今年もやってきましたよ*1。 あくまで私の独断と偏見で選ぶ「私的2010年JRA賞各部門別受賞馬」です。 1997年の年度代表馬にエアグルーヴではなくサニーブライアンを…

俺たちの時代

オークスでJRA史上初めてのGI1着同着が飛び出した今年。 最後の最後に、とてつもない大接戦の結末となりました。 またも、2cm差の写真判定ですか。 体勢的にはブエナビスタ優勢に見えたのですが。 僅かにヴィクトワールピサが残っていました。 そう、1…

このまま時を止め かりそめ描いた絵の中へ

あの「芦毛の怪物」が“白い奇跡”を起こした有馬から、もう20年も経ってしまったんですね。 大勢のファンを魅了したあのウマが旅立っていったのも、今年の競馬界での大きなニュースの1つでした。 全ての人々が、祈りを込めて見守らずにはいられない年末のグ…

少年時代

今回は、レースの内容ウンヌンよりも、やはりこちらの件でしょう。 (ごめんよグランプリボス…) …降着じゃないんですか? 今回のグランプリボスがセーフで、ジャパンカップのブエナビスタがアウトであるという、客観的な判断理由が全くもって理解できません…

君のその内側へと 僕は手を伸ばしているよ

今まで全く苦手だったこのレースでしたが、昨年はなんと◎○▲とパーフェクト予想で的中! が…今年は例年通り難解のようですね。今秋の不調も相まって、やはり確たる自信を持つことはできません。 そろそろ両目を開けることに期待したい、朝日杯フューチュリテ…

桜の夢の中

「2強」と目された人気馬2頭は。 明暗を分ける形となりました。 勝ったレーヴディソール。牡馬を斬り捨ててのデイリー杯勝ちは伊達ではなかったというところですか。2007年にトールポピーの2着に終わった半姉・レーヴダムールのリヴェンジを果たした形で…

忘れてしまう前に 僕は唄う 君も唄う

以前にも話をさせていただいているとおり。 このレース、2007年から3連勝中です。 ガッチリとした幹になる予想の方針があるので、取捨選択が容易なんですよねえ。当たる当たらないは別として。 ガチガチの2強決着となるのか、はたまたヒモ荒れか、阪神ジュ…

この道を行く

トランセンドは強かった。いかにメンバーが揃ってなかったとしても、あれだけのラップをマイペースで刻んで逃げ切ったウマは強い、その事実に揺るぎはありません。 このウマの強みは何と言っても「自分の型を持っていること」だと思います。パシッとスタート…

あなたのそばでは 永遠を確かに感じたから

「外国馬不在」、さらに「ディフェンディングチャンピオンも不在」と、いささか寂しいメンバー構成となりましたが。 「GI最多勝馬の復帰初戦は如何に?」「昨年2着馬の雪辱はなるか?」「初ダート馬の適性は?」など、見どころは少なくありません。 「盛り…

涙のあとに

今回のエントリを書くに当たって。 昨年の秋華賞終了後に書いたエントリを読み返してみました(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20091019#p1)。 …そこには、今回自分が言おうとしていることとほぼ相似の内容が記されていました。 ブエナビスタ。 内…

静かな風が 通りすぎた 大地をあたたかな 香りが包む

2005年アルカセットを最後に、外国馬のジャパンカップ勝利はありません。 今年のメンバーも…小粒感は否めないところです。エリザベス女王杯を制したスノーフェアリーの回避は残念でした。 絶対的な人気を誇る女帝か、世界で銀メダリストの凱旋制覇か、はたま…

Stay Away

エーシンフォワードですか? まいったなあ、「1,200〜1,400mがベストでマイルは長い」と勝手に決めつけてしまっていましたよ。抜け出してからが強かったですね。が、何といっても…インの経済コースを取った岩田康誠の好騎乗が讃えられるべきでしょう。若干…

小さな頃にあの人のように なりたいと空に強く願ったんだ

例年以上に、今年のマイルチャンピオンシップは混戦模様になってきています。 1番人気になっているのは、前走重賞初勝利を決めた3歳馬。 今年は大波乱となることも十分予想される、マイルチャンピオンシップの予想です。 ◎16.サプレザ ○8.ダノンヨーヨ…

雪の華

スノーフェアリーに不安があるとすれば「速い時計に対応できるかどうかは疑わしい」点だと思っていました。それゆえ、英愛オークス2冠馬でありながら、様子を見る程度の△評価としたのですが…いやはや強かったですね。 今回のレース、このウマにとってラッキ…

煌めいてる 星たちは 誰かが もう見つけてる

7年ぶりに3冠牝馬が誕生した今年。 「今年の3歳牝馬は強い」と言われていますが。 迎え撃つ古馬牝馬勢も、そうそう簡単には勝たせるわけにはいかないところでしょう。 昨年は大波乱の舞台となりましたが、今年はどうなるのか、エリザベス女王杯の予想です…

女王の教室

勝ち馬については後から触れます。 まずは、このウマについて。 ペルーサ。 スタート出遅れたとき「ほらやりやがった!」と得意満面だった自分ですが、レースの最後の最後に驚愕させられることになりました。やっぱりこのウマは(まともに走りさえすれば)強…

両手の中の思い出たち ひとつひとつ数えてみる

「台風直撃で開催順延」が危ぶまれた今年の天皇賞・秋でしたが。 予報より早く台風が襲来したおかげで、土曜日開催は順延になったものの、無事に今日行われることになりました。 とはいえ、馬場悪化も十分予想のファクターとして考慮しなくてはならない、天…

虹の見える明日へ

コスモラピュタが逃げを打つのは予想どおりでした。 ビッグウィークが前からロングスパートで抜け出すのも、ローズキングダムが鋭い脚で追いこんでくるのも、全て計算どおりでした。 4番手の好位でレースを進めて3着に粘ったビートブラック、確かに状態は…

誰のためでもない 流れ落ちそうなこの熱い涙は

突然の「ダービー馬回避」の知らせで。 ダービー2着馬1強ムードとなっています。 皐月賞馬も不在とあって、18頭全てが「クラシック最終戦」に悲願をかけて臨むことになっています。 ロングランとあって不確定要素も少なくない、菊花賞の予想です。 ◎17.ア…

恋焦がれて見た夢

横綱相撲でした、アパパネ。 やっぱり強かった! スタートも五分以上、道中は中段を余裕持って進み、外を回してスパッと抜け出す…ケチのつきようのない競馬です。2003年スティルインラブ以来7年ぶり、3頭目の牝馬3冠が達成された瞬間でした。 今年の3歳…

今なら分かる本当の夢はいつも 愛する人の笑顔の中

自信を持って3冠に臨んだであろうブエナビスタがまさかの降着となってから1年。 今年も3冠を賭けてアパパネが挑みます。 メンバーが揃った最終戦、順当なのか大波乱なのか定かならざる秋華賞の予想です。 ◎15.アパパネ ○13.ディアアレトゥーサ ▲11.エ…

暗闇でDANCE

この表題つけてから気がつきました。「暗闇でDANCE」、直訳すると「ダンスインザダーク」になるんですよね。…そんなことはどうでもいい。 外国馬の遠征があるときって、一方のウマが人気をかぶると、ついついもう一方のウマのことを忘れてしまうことがしばし…

目映い光の射す 場所に僕はいる

秋GI戦線の訪れは、いつもあっちゅー間です。ついこないだまで酷暑だったのに…。 春GIが惨憺たる結果に終わったので、秋は巻き返しを図りたいと思います 。目標は昨年同様「まずは総合収支を黒字にするところから」「できれば6勝以上で勝ち越しも」です。…